新型VQ1005も色々
VQ1005、独特な写りの写真が撮れると言う事で一世を風靡したモデル。
春先にデッドストックが見つかったと言う事で、旧VQ1005が再販されたのは記憶に新しい。
このVQ1005、SDカード対応で超小型というだけで結構楽しいモノだけど、同じボディデザインながら様々なモデルが存在している様子。そして、やはり一番人気は初代のVQ1005ということ。
そんな旧VQ1005だけど、今や入手困難なレアアイテムとなっている。
我が家には、旧VQ1005とジーニーIIIが在ったけど、ジーニーIIIは電源投入不可能な故障に陥り、これをVQ1015Classicのパーツを使い修理した状態となっている。
このVQ1005系統は、新型、VQ1015Entry、VQ1015R2、KURODIGIでVQ2005と同じデザインながら複数種存在している。
単価が安いので入手できるものは入手して、何がどう違う?って色々調べると、亜種であるVQ1015Entryを除くと、大きくは、レンズサイズ、レンズカバー穴サイズの違いによって写真の傾向が違う事が判った。
新VQ1005、VQ1015R2、VQ2005は淡い色調で、ややボケ気味、暗い場所では全体が薄暗くなるような写り。そして、赤色だけは協調されて発色するというパターン。
旧VQ1005(2006年モデル)、ジーニーIII、VQ1015Classicは、鮮やかな階調、輪郭はハッキリして、赤色の協調の他に、緑色も映えて発色する。周辺が減光気味なパターン。
そこで、これ系の理解としては、レンズ穴が小さいモデルが、赤緑がハッキリしたコントラストの鮮やかな写真、レンズ穴が大きいモデルが、普通の色調でボンヤリ気味の写真という理解をしていた。
因みに、内部を解体すると、何れも二層基板構造ながら、レンズの小さいモデルは基板の接続はコネクターが一箇所だけで、レンズの大きいモデルは基板接続のコネクターが二箇所となっている。内部のチップ構成も、レンズサイズで随分と異なっている事が判った。
これで、VQ系統は大体把握したつもりだったけど、ネットにてレンズ穴が小さい、2008年モデルが未開封で売られていたので、試しに調達。
これ、2008年モデルながら、レンズサイズ、レンズ自身、内部基板構成は、最近のモデルとは全く違い、2006年モデルと殆ど同じ。レンズ自体は完全に互換性があり、ジーニーIIIとレンズ交換して写真を確認するとレンズは旧モデルと全く同じっぽい。基板配置、チップ構成も旧モデルと殆ど同じ、、、
で、写真を撮ると、、、この小レンズの2008年モデルは、VQ1005(2006)、ジーニーIIIとは明らかに違うけど、大レンズの普通のVQ1005(2008)等とも明らかに違う。
暗所での移りやすさ、色味自体は、寧ろVQ1005(2006)に近い。違うのは、2006年モデル程緑色が強調されず、周辺の減光も大きく生じない点。
この構造、構成的に2006年モデルと同じ2008年モデルだけど、写真が違うというのが興味深い。最初は構成部品の違いが写真の違いを?って思っていたけど、どうやら、そうでは無い様子。
そうそう、二台転がっている2008年モデルのVQ1005だけど、良く見ると、内部基板は共通ながら、レンズが違っている。一方は昔の小レンズのタイプ、一方は今の大レンズのタイプなのである。同じ商品名ながら、内部基板、レンズの組み合わせで複数種存在している模様。
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