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2013年1月17日 (木)

トイデジ考

トイデジで面白いのは、意図しない面白い写真が撮れるかどうかだろう。

最近では、意図的にビビッドとか、セピアとか、、、そういうモードを搭載しているカメラも少なくないけど、意図的な絵作りよりも、思いがけぬ面白い絵が撮れたという方が楽しい。

そういう意味で、再生用液晶なんて不要。

VistaQuestのデジカメ、VQ1005(2006)とか、VQ1005(2008旧)とかは正にそんな感じ。
他にも、昔のトイデジもそういう傾向がある。WS30系も条件によっては面白可笑しく写ったりする。

最近のトイデジは、或る意味、狙いすぎた感もあるけど、チョイ前のトイデジは作り手が意図せずに面白く撮れる、、、というパターンが多いようだ。

古いVQ1005は本体は小さいけど、厚みは結構有る。そしてレンズの覗き穴はビックリする程小さくなっており、それ故に、良く言われている周辺減光的な写りになったりしているようにも思う。

他には、インテルのPocket PC Camera CS630なんても面白い。これは本来はPCカメラであり室内で使うモノ。それ故に、ストロボも搭載されていない。極力薄暗い中でも写せるようなカメラだろう。それ故に、夕方以降の薄暗い状況では結構撮れるけど、日中の明るい屋外では、露出オーバー的な感じになってしまうのが笑える。

真面目に作ったカメラというよりも、安く作ったカメラ、、、、敢えて言えば安く作るために状況を特化して作ったカメラっていうのは、状況を外した条件で撮影したら思い掛けない絵になったりする。これが楽しい。逆に、特化した状況故に、その状況では思いがけぬ程の写りを見せたりもする。こういうビックリ感がトイデジの良いところ。

それ故に、わざとらしいモードを搭載したトイデジは好きになれない。そういうのは普通のカメラで撮影してフォトレタッチする事と差異を感じないからだ。

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