中高年の運動術について放送してた。
運動の前には準備運動、整理運動としてストレッチを行うのが効果的。
脹ら脛(及びアキレス腱)を伸ばす運動、脹ら脛を縮めるための小刻みな跳躍運動、足首を回す運動、これらを準備運動、整理運動として取り入れるのが良いとか、、、
体重を減らしたいという悩み。この悩みは週3回で40分ウォーキングしても効果が無いという女性の悩み。
原因の一つとしては、運動以上に沢山食っているのでは?という指摘。食べるのを減らしたくないなら、運動量を増やすしかない。但し、運動時間を長くしたくないなら、運動強度を上げるのが必要。そのためには、有酸素運動だけではなく筋力トレーニングを取り入れたら?って指南。
そんな指南の例としては、椅子を使って脹ら脛の筋トレ。椅子の背もたれを持って身体を支えた状態で、つま先立ちを2秒で上げて2秒で下ろす。これを繰り返すと良いとか、、、
二の腕を鍛えるのも一つ。椅子の背もたれに手を掛けて行う腕立て伏せがお奨めだそうだ。身体を下ろす時に息を吐き、上げる時に息を吸う。
他には、脚の付け根を鍛える運動。これは椅子に座った状態で脚を水平に伸ばしたり、縮めたりの繰り返し。これを左右各10回行うのが良いそうだ。
次は72歳、脊柱管狭窄症の女性の相談。
これは先日のためしてガッテンでも紹介されていた症状だけど、脊柱管内の神経が圧迫されて痛む症状。圧迫の程度によっては痛む場所、程度も大きくなるので手術が必要な場合もあるのだけど、運動としては痛みの出る時間以内での運動がお奨め。因みに、反らし姿勢がNGなんで、丸まる運動。背筋のストレッチだけど太股を抱えて丸まる運動がお奨め。他には、軽い腹筋、背中にクッションを当てた状態での背筋があるとか、
次が膝の痛みを抱える女性の悩み。
ヒアルロン酸注射をしているけど症状が改善しないそうだ。つまり、変形性ひざ関節症だけど、太股の前の大腿四頭筋を鍛えるのが必要で、最低でも4ヶ月は運動が必要だそうだ。
次は心臓病を抱える74歳女性の悩み。
この人は心拍数が平均で95bpm、30分のウォーキングで140bpmにもなるそうだが、こういう場合は、心肺運動負荷試験が必要で、目標心拍数を決めるのが先決という運動処方。
次は66歳の腎不全、高血圧の男性の悩み。
ウォーキングの代わりに肉体労働は可能か?という話。腎臓病の方は動脈硬化が進みやすいのが問題。そして腎臓病では疲れやすい症状があるそうだ。こういう方の場合、基本は有酸素運動が大事。エアスロージョギングがお奨めだそうで、その場で足踏みジョギングをする等が紹介されていた。番組では、透析を受けている人が、ルームマーチデラックスで脚漕ぎ運動をしているのが紹介されていた。
次がCOPD発症後6年の66歳男性。
COPD、慢性閉塞性肺疾患である。息切れするから運動しづらいけど、やはり運動が必要とか、、、パルスオキシメーターで血中酸素飽和度を見ながら行う必要があるそうだ。
肺機能の改善には呼吸法の工夫で対応可能とか、歩く時に2歩で吸って4歩で吐くような吐き出す時間を長くして対応するのがお奨め。
で、トータルで放送を見ての感想、、、、症状が現れてからの取り組み、、、なかなか難しい。腰痛、膝痛、皆然りである。壊れた身体で出来る運動、、、やはり、与える事の出来る負荷に限度があるのだ。
やはり、先にこうなるという事例を三十代の内に情報収集するのが一番。そして、身体に異常兆候が現れる前に運動習慣を身に付けるのが必須だろう。そして、四十代では完全に運動が習慣化した生活リズムと、各自に必要な運動メニューを作り上げておくのが大事ということ。五十代、六十代、それ以降、、、、そういう状態から筋トレをして筋肉をどれだけ付けられるか?というのを考えると、自分の意見としては懐疑的に為らざるを得ない。
身体が壊れていれば、或いは衰えた後では、例えばベンチプレスでも精々20kg上がれば御の字だろうし、ダンベルでもウッドダンベルで1kg程度だろう。しかし、衰える前から行っていれば、ベンチなら120kg程度は楽勝だし、ダンベルでも30kgダンベルが可能な訳だ。その差は何処から?っていうと、やはり、壊れる前に始めたかどうか?の違いである。
自身、サラリーマン生活をしていると三十代前半には、未来の自分の姿を他人に見る事が出来、それで危機感を感じたのが最初。学生時代の部活以降中断していたスイムを再開したのが28歳から、パワーアップ目的でジムでの筋トレを始めたのが30歳から。以後20年近く継続した結果が今の状態。自分の子供よりも身体は柔らかいし、基本的に腰痛等の不具合も皆無。痛みというと、骨折、打撲の古傷の違和感程度だ。
それにしても、、、、最近テレビで放送される健康維持の食生活、食習慣、運動メニュー、、、殆ど全てが十数年前から実践している内容。目新しいモノは皆無だ。
但し、、、こういう生活をメインに据えて実践し続ける事が出来るか?これが一番の問題だろう。やれば良い結果が出るのは分かるけど、やれるかどうか?である。
ただ、、、自分の場合、運動に割く時間は一日平均で4時間、、、、これを普通の三十代、四十代に求めるのは実質不可能だろうな。育児、家事の時間を考えると、、、、普通のサラリーマン生活では不可能かもしれない。
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