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2013年2月 9日 (土)

体罰の目的

体罰か?躾か?ではない。躾のための手段として体罰はアリだと思う。

躾というのは、難しい事が出来ないからとか、点数が悪いからという理由で下すモノではない。躾というのは、社会性であったり、道徳であったり、協調性であったり、そういう部分だ。

言葉で聞かなければ、それは躾のための体罰はアリだろう。勿論、個人の持論だ。

過去を振り返ると、自身、学習産業での就業歴は結構長い。高校生の頃は、高校受験の塾の添削、チューターのバイトを行い、大学時代前半は、塾講師から科目担任、大学時代後半から大学院時代は、塾運営、起塾、大学院時代後半からの10年弱は塾運営、入試予想問題の作成、塾経営を行っていた。つまり17歳の頃から35歳の頃まで、塾に携わってきた。

そこで、手が出た事はあるか?というと、バリバリ手が出ていた。ホワイトボードマーカーのキャップが空を舞ったり、竹製の物差し、孫の手を使って左手の手の平を弾いたり、或いは、塾の教室の窓から持ち物をぶちまけたり、、、そんなのはザラだ。

因みに、受験ターゲット(合格した高校、大学)は、上は高校ならラサール、地元の国立大学付属、私立なら修道、清心~下は高校受験で地元各種専門学校を進められる厳しいモノを含めて非常に幅広い対象を相手にしていた。これは、複数の塾を運営していたためで、一クラスで全てを受け入れていたのではない。

因みに、当時の教え方のスタイルとしては、テキストレスで必要品はノートだけ。授業は自分の頭にある事をホワイトボードに書きながら説明し、それを写させて出席したらテキストが完成するというスタイル。宿題、テストはオール自作で、生徒の習熟度別に個別に難易度と量が与えられるスタイル。一クラスが15人以下、宿題は各自バラバラという方法である。一週間の受験生カリキュラムは平日2日+土、日の週四回、平日は一科目で3時間授業、土日は二科目で二時間授業×2というパターンだ。一週間で3+3+4+4=14時間授業。
平日は午後6~9時、土日は午前の部、午後の部とあるけど午前の部は8~12時、午後の部は1~5時である。
なお、生徒の個別補習は生徒の自主性に任せ、保護者の承諾の上、エンドレスで教える方法。経験では中三が午前1時迄補習を希望する例もあった。なお、補習料金は無料。なお、生徒の通塾は保護者同伴か希望者は講師による送迎で、生徒単独での塾からの下校は一切無しというスタイルである。

この中で、生徒の勉強への理解度の遅れで手を挙げた事は一度もない。但し、集団授業の中で集団の目的を阻害する行為は厳しく罰するもの。関係無いお喋り、騒ぎ立て、理不尽なイジメ、手を付けた形跡の無い宿題忘れ、、、、集団の意思に負の行動を行う者には躾は当然行っていた。
躾のために手を出す行為、そのために体罰を用いるというのは自分としては基本的にアリだと思う。
やって良い事、悪い事。これを区別させるのに躾るのである。それに体罰を用いる事が悪いとは思わない。躾の目的は、マナー、道徳、社会性を身に付けさせる事で、それは集団行動では必須なのである。

集団が目的のために行動しているとき、その目的意識を萎えさせるような言動、行為は勿論、躾の対象となる。塾に限らない。部活でも然りだ。集団で行動する。自発的に集団に身を寄せるというのは、同じ目的に集うわけで、その目的にそぐわない行動というのは、やはり躾られてしかるべきである。

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