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2013年2月 6日 (水)

取り敢えず、円安から

基本、為替相場を考えると個人的には円高の方が望ましい。

為替相場によって価格競争力を失い輸出産業が厳しいのは承知だけど、それは地域によって製造すべきモノ、担うべき役割が代わったと考えるべきで、中韓で作れるようなモノを日本で作って儲けるという考え方は違うと思うからだ。

しかし、、、このところの中韓の行動を見ていて、少々気が変わりつつある。軍事的挑発とか、政治的挑発を簡単に執る連中に対して黙って我慢すべきか?というと、それは違うだろう。勿論、挑発された土俵に上がる程愚かな事は無い。出来る事、相手にダメージを与えられる事を考えないとダメだ。

本来は強い円で新しい価値観の世界に脱皮すべきと考えるのだが、その前に日本で出来る事を考えると、案外選択肢は無いのだ。軍事的な挑発行動は有り得ない。ましてや政治家が問題の地域に踏み入れる的な事も無いだろう。出来る事、、、もはや民間頼みであり、民間の力というと、やはり経済競争、貿易競争だろう。競争というのが適切か?攻撃という言葉の方がよいのか?とも思えるが、行使出来るのは経済力。それで攻守逆転すべきだろう。民間の経済活動に攻撃力を与える事が出来る施策というと、経済政策しかない。

で、攻守逆転に必要なのは、、、、価格競争力。これに一番なのは円安誘導しかない。レーザー照射されたら円安波動砲で返すのが一番だろう。

1ドル80円未満では多くの企業の台所は火の車だっただろうが、どうせなら1ドル150円位になれば今の状況はかなり変わるだろう。製品価格を今の半値で流通させる事が出来れば、市場の空気は大きく変化するだろう。

ということで、取り敢えず、数年は円安でも良いような気がする。

トヨタなら1ドル79円でなんとかなるとか、マツダのスカイアクティブ搭載車は1ドル80円でも国内生産で利益が上げられるとか、、、そういう企業も少なくない筈だが、未だ少数派だろう。

全ての製造業が大丈夫な為替レベルまで円安が進んで、貿易戦争に勝てる価格競争力を身に付ける、、、今はこれが最優先かもしれない。少なくとも忍耐強いとは思えない連中が暴動にはしる程度の期間は海外市場を席巻する必要があるだろう。1ドル130円以下の円安水準で2年程度、、、、このくらいの期間は民間活力を支援する経済政策が必要だ。

一度甘い汁を吸った(豊かな生活の味を知った)人の生活は、簡単には元に戻れない。そういう事態に陥る時、長期に渡る低成長社会を未経験の国民の不満は大抵は政府に向かうモノだ。下手すると暴動から崩壊に到る可能性だってある。

レーザー照射とか、国境地域での対立とか、或いは大気汚染物質とか、、、やられっぱなしでなく、そろそろ出来る手立てで対抗してもらいたいものだ。

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コメント

こんばんは。
ですね。武力が行使出来ないなら、有利な経済環境に持ち込む弾打ち込むしか無いからね。

投稿: 壱源 | 2013年2月 7日 (木) 23時58分

いわゆる、日銀砲ってやつね。

投稿: えふ | 2013年2月 7日 (木) 23時11分

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