オッサン程、肉
団塊スタイルでの話。
元気な高齢者の共通な要素、、、、それは、みんな肉好きなのだ。
肉嫌いとういのは、7年以内の死亡リスクが二倍、、、、高齢者の新型栄養失調なんだそうだ。
この新型栄養失調というのは、体型に依らず掛かるリスクがあるとか、、、太っている、痩せているというのは関係無いのだそうだ。筋肉や骨が弱くなり、足腰が弱まるだけでなく、肺炎、心臓病、結核、脳出血のリスクも高めるとか、、、、
新型栄養失調になった人も紹介されていた。
60歳で、気力を失い、家事も億劫となり、栄養素が不足し老化が進行し、免疫力も低下したとか。食生活診断をすると、タンパク質が圧倒的に不足していたのが原因、、、、この原因は、体重増加に伴うコレステロール増加、さらに家族構成の変化で子供の独立等で肉、揚げ物が減り、、それで健康に留意して肉を控えた肉抜き料理に変えたそうだ。
そこで、三ヶ月の食生活改善で肉食を取り入れたら症状が改善したという。
年を取って肉を減らしタンパク質を減らすと、、、、血清アルブミン(万能タンパク質)が減る。そうすると、骨、皮膚が作れなくなる。そんなアルブミンは4.3g/dl以上が必要なんだそうだが、新型アルブミンでは3.9~4.2g/dlで発症するそうだ。因みに、従来基準では3.8g/dlだっただけに、多くの高齢者の衰えの理由はタンパク質欠乏症とも言える。
そもそも老化というのは、身体を作るコレステロールが減るという変化であり、肉を取る事でコレステロールを確保するというのは老化防止に極めて効果的となる。コレステロールが不足すると、身体が乾いて、歪んで、縮んでいく変化となる。
日本人の歴史を見ると理解出来るが、戦後は1日当たりの肉類は5g以下、魚介類45g以下、卵1.5g以下、乳製品2.5g以下だったのが、現代は、肉で71.7g、魚で90g、卵で40g、乳製品で116.7gとなっている。それで、寿命が50歳だったのが80歳になっているのだ。つまり、タンパク質が寿命を圧倒的に延ばしているのが現実。
勿論、現状で太い動脈に問題を抱えている人、食物繊維不足で大腸に癌やポリープ障害を抱えている人が、いきなり肉食に走るのは危険なのは言うまでもないが、そうでない場合
は肉食は大事なのだ。
なお、糖尿病の人が肉を食うと肝臓からグルカゴンが分泌され血糖値を上げる場合があるから、当然、医師の指導の元で生活処方を受けるべきなのは言うまでもない。
なお、50代以上の人の留意は、それ以前の年齢と較べると、
1.油モノを控える。
2.野菜中心で粗食。
3.魚を積極的に。
4.肉を避けている。
となっているそうだが、そんな食生活の変化の理由は、ダイエットのため、、、
勿論、肉ばかり食っていてもNGだし、魚ばかりもNG、、、要は何でも食いまくる、、、これが大切なんである。
で、やっぱり思うのは、、、、フィジカルをしっかりコントロールする。コントロールは消化機能をフル活用。つまり、色んなモノを万遍なく食って、機能を眠らせない事。
つまり、野菜、牛乳、肉、米、、、、全部食うのだ。肉を食える状態を維持するのは、野菜や魚、乳製品も食っていると言う事。勿論、食い続ける身体を保つには、消化の機能ではなく筋肉を発達させる機能、つまり運動をずっと続けるというのが大事なのである。
今回のニュース、、、自分にとっては別に目新しくも何にもない。言ってみれば、行っている事が後から説明付けられただけとも言う。
高齢になるほど、タンパク質摂取が減る。それが栄養不足を進行させ、老化を進める。それで、病気のリスクを高める。そこで、肉を使った食生活を提案、、、しかし、肉食が出来るコンディションを確保していく事。最終的には、、、、やはり運動をしっかりする習慣というのが何よりも大事なんであろう。動くために何が必要か?筋肉?エネルギー源?全てである。炭水化物もタンパク質も必要。そして、代謝というのは物質交換であり、代謝のためには常に活動しておくのが大事なのだ。
こういう情報を聞く程に、今のライフスタイルを堅持しておこうと思う。
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