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2013年3月26日 (火)

ビアンキ事故の判決

2008年の自転車事故、ビアンキのフロントフォークが走行中に脱落して重度の後遺症を患う事となった方の損害賠償の裁判。

自転車輸入会社に対し1億8千万円請求の訴えに対して、1億5千万円の損害賠償を命じる判決。

フロントフォークのアウターケースとインナーチューブの接続が腐食によって失われ、走行中に前輪部分が分離することで生じた事故。

ところで、ここ暫くの自転車ブームだけど、販売されている自転車、一部にはメジャーブランドのステッカーが貼ってあるけど、現実は、中国、台湾、韓国製である。パーツの多くも然り。
自転車の場合、ブランドステッカー=ブランドとは言い難いのが現実。パーツ自体がパーツメーカーの製品であり、ブランドステッカーの意味というか独自性は何処?って探すと、敢えて言ってフレーム程度。それでも20万円以下のクラスならフレームさえも、色んなブランドでOEM展開されており、それも独自性の或るモノとは言い難いのが現実。

そういう予備知識の上で自転車を見ると、、、、今回のフロントフォークに限った事ではない、、、ありとあらゆる部分が、これで大丈夫?と見えなくもない。

自身所有のモノで、エッ?って壊れ方をしたモノをピックアップすると、、、、

一番最近が折り畳み自転車の折り畳みペダル。ちょっとした登り坂で、やや立ち漕ぎ気味にペダルを踏む力を込めたら、、、折り畳みペダルが突然、折り畳み状態に畳まれて踏み抜けて、、、、これはビックリ。

一個前の腹筋台で腹筋中、突然、バキッって音と共に崩壊、良く見ると、腹筋台の接合部の金属が疲労で破断、、、、これもビックリ。

以前使っていたメカ式のベンチプレス。これも負荷ユニットを取りつける部分の鉄板が破断。

まぁ、使い方の問題もあるかも知れないが、それでも金属が考えられないような壊れ方をしたりが頻発。
恐らく、コスト削減最優先で、そういう地域で作られた製品っていうのは、耐用年数も短ければ、強度的には不十分なモノが少なくないのだろう。話が飛躍するけど、恐らく、こういうジャンルの製品に限らないだろう。家電、自動車、大型機械、船舶、、、、多分、みな、そういう傾向だろうと思う。

この辺りの製品を、低価格で正確な納期で調達しよう!って考え方自体も間違っているのかも知れない。構造が単純なモノほど、生産地域が変わっても工数差を生む事が難しい。それでも安価に供給できるというと、禁断の部位にも工数削減の影響が出ていると考えるのが自然だ。そういう意味を承知して利用する心掛けが必要だろう。

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