不運のOS
Windowsで言えば、Xpとか7が高評価。一方で前世代のVistaは今一。2000もXp程の評価とは言い難い。
しかし、2000もVistaもそんなに悪いOSとは思えない。
評価が芳しくない理由、、、、遅い、不安定、、、そんな感じだけど、その理由は何故か?
そもそも、Windowsで言えば、2000もXpも基本は殆ど一緒。Vistaと7、8も殆ど一緒。内部バージョン的には同じもの。
にも関わらず、遅いとか、不安定とか、、、
その理由は、OSの登場時期の環境が大きな要因だろう。
2000の登場は1999年。時代はWindows9X系の時代。マシンスペックといえば、メモリーで128MB、CPUでPentium2の時代。ディスク容量も大したこと無い。
そんな時代に2000のOSはあまりにも大きすぎたのだろう。それでも低スペックマシンで動くように軽量化したOS、、、、一方で、Xpは2000が動く環境が整っていた時代に登場したOS、、、、逆に言えば、Xpが快適に動く環境なら2000も快適に動く。
これはVistaと7以降でも言える。Vista登場の市場のハードはXp向けの環境。2005年当時、、、、メモリーは1GB弱がスタンダードな時代。CPUもPentium4時代、、、そこにVistaはやはり重すぎただけだろう。7の登場ではVistaの要求する環境が整っていた時代。逆に、7の登場期の環境でVistaを運用すれば非常に快適とも言える。
自身、PentiumIIIの1GHzでDUAL構成で2000を運用しているし、i7 920+12GBメモリー環境でVistaを運用しているけど、不安定さ、遅さ、、、そういった問題は全く感じない。
という訳で、大きな世代代わりの初回のOSというのは、ハード環境が付いていって無い時代故に、高い評価を得るのは難しいかも知れない。
しかし、その後のアップグレードで後続のOSと同等の機能を有しながら、絶対的に軽量コンパクトというのは、操作する上での軽快感という意味で実に大きな長所ともなる。
個人的には、2000は未だに好き。但し、ブラウザにIE6は危険すぎて使えないのは確か。
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