新年度
4/1、新年度の始まりである。朝は入社式もあるだろう。
そんな入社式だが、今年は同じ大学の卒業生が入社を辞退、、、、昨年の面接試験で最終的に2名採用されたけど、同じ大学の新入社員はゼロとなる。
まぁ、人生の選択である。一生の選択故に、下手な遠慮は不要だ。その選択は尊重したい。
そう言えば、昨年は、ここ十数年の後輩で一番優秀か?って思う人も、転職を決意して退職したけど、、、
正直な気分、まぁ、そういう選択というか判断は間違っていないように思う。
一度しかない人生故に、自分の信念、理念に基づいて道を選択するのは至って正しいのである。
自身の後輩となると、工学部卒、理系だろう。今の出身大学の工学部の教育方針がどうか?は知らないけど、少なくとも、自分が在籍していた時は、兎にも角にもオリジナリティ、独創性重視。専門の必須実習科目では、課題を消化するだけでは単位は貰えず、自分で考えたオリジナリティが無ければ単位取得が適わないという科目が少なくなかった。当時の教官の考え方は、理路整然とした論理の上に新しい価値観を生みだしてこそ、工学部卒というモノだった。
自身もそう思い、何はともあれオリジナリティに拘っていた。
勿論、それが全てとは思わない。オリジナリティに拘らず、コピーでもトレースでも、商売は成り立つだろう、、、、
どういう業務が好きか?っていうのは人次第だし、何が正しくて、何が誤りかも人次第だが、少なくとも、手順や仕組み、手法といったモノを生み出す事よりも、そこにある手順や仕組みを運用する事が第一とされるような企業というか組織では、クリエイティブな活動を望む人には不向きかな?と思う。
印象的に在籍している企業は、オリジナリティは殆ど皆無。過去の製品の相似的変形の上に製品群が構成されており、新製品とは数値変更された相似形状だったり、他社製品の複写、模倣が殆ど。それは製品自体もそうだし、製品を製造する仕組みでもそうだ。
既存の製品を作る、既存の手法を繰り返し作業する事こそが最大の価値であり、新しい価値観に基づく製品を作ったり、新しい概念に従った手法を生み出す事に価値が見出せないのが現実。そういう現実を考慮すると、昨年、退職した後輩とか、或いは、入社を辞退した人は良い選択をしたかな?というのが正直な感想である。
自身も、、、オリジナリティが全てだと思うし、理念の無い手法のトレースは無意味だとさえ思う。
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