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2013年5月28日 (火)

先ずはMT01

価値観が変わる、、、ということで、先週末は最初にMT-01の現車を確認しました。
現車が見られるのは安佐北区のショップ。γのキャリパー交換後、試走を兼ねて見に行きました。

確かにデカイ。
エンジンのデカサは特徴的。跨ると、、、足つきはまぁまぁ。踵がチョイ浮く程度。ハンドルはアップライト、取り回しはそれ程の重さは感じない。エンジン自体は確かに個性的かもしれないが、果たして、そこに大排気量Vツインという事以外に個性を感じるか?鼓動というコンセプトだけど、鼓動に個性を与えるのにメカニズムは呼応しているか?このエンジンありきか?というと、鼓動を個性とした様々なモデルに埋没するかもしれない。個性の大元であるエンジンが、果たして、その個性を得るに必然か?というと、それも感じられない。

メカニズムの特徴である大排気量Vツインにフォーカスを当てる。その大枠のメカニズム以外での構成要素を見渡すと、実はそれ程グッと来る訳ではない。Vツインが好きとか、OHVが好きとか、という部分もあるけど、逆にディテール的に気に入らない部分もある。鼓動系Vツインなのにアルミフレーム、マフラーの位置、左右逆のチェーンとRブレーキの配置、水平配置のRショック、排熱ファン、空冷Vなのにアルミシリンダー、、、、、特に、排気系の取り回し故に排熱ファンとでも思えそうな配置は微妙だ。

デザイン、、、、一言で言って、、、アニメチック。デザインは悪くないのかも知れないが、デザインのディテールに必然を感じ辛い、、、なんていうか、こういう雰囲気をアピールするのに傾倒し過ぎている感じ。飾ってる感が強すぎるのだ。デザインとしては機能美が一番であり、そういう面で見ると、第一印象として波長が合わない。悪いデザインとは思わないけど、、、、ヤマハで好きだったデザインであるSRXとかRZとは違う。隣に並んでいたYZF125Rもそうだけど、なんか飾り過ぎ感が諄いのだ。

MT-01のキャラを自然に作るなら、、、今の時代にキャブに執着する気はないけど、最低限、やはり鉄スリーブのエンジン+鉄パイプフレームは外せないし、構成をコンベンショナルにするなら二本サス、エンジン周りの排熱を考慮した上なら、そうなるだろう。その上でメカニズムを極力シンプルに構成して欲しかった。

やはり単車というと、削ぎ落とした感。装備に機能が呼応というのが大事。性能を得るのに、そういう形は意味あるか?というのを見てしまう。虚勢を張ったようなデザインは、あまり好みではない。個人的にはヤマハデザインはTRXを最後に、これだ!感は少ない。Vmaxも初代は好きだが、現行は違う気がする。レプリカバイクでいうと、ヤマハならFZ400Rは格好良かったけど、その後FZR、YZFと進む程違う。最近のYZF-R*モデルも高年式になる程違和感を感じる。個人的にはリッター級のマルチエンジンレプリカ系ならホンダだけどCBR900RR初期モデルが一番好きだったりする。

そういう訳で、MT-01を間近に見た違和感だが、これは、デビューした時にも雑紙で見た時に感じた違和感と同じモノ。この違和感、初対面後8年経過しても変わらない。

残念ながら、、、、これを愛車として生活する像が浮かばない。割と早い段階で飽きてしまいそう。γ500の様に30年近くもこれだ!感を維持し辛い感じ。CX/GL系の個性とも違う。SV系の過不足無い感とも違う。

個人的には、Vの鼓動+それを活かした走りのイメージに近いモデルとして、これを選ぶならハーレーとかだ、、、、XR1200X、883R、ビューエル系辺りの方がグッと来る。

ということで、残念ながらMT-01は没。

次は、XR1200、F6B、BT1100、、、、この辺りをチェックしたい。ヤマハVツインなら、世間の評判は良くないけど、MT-01の陰に隠れたBT1100の方が俄然気になるところだ。

走りの志向性は変わっても、それ以外の要素での波長が合うかどうか?は、結構重要。

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