« ロングブレスダイエットWWW | トップページ | テリトリー »

2013年5月30日 (木)

脳梗塞で死なないぞ!

脳梗塞、脳の血管が詰まり、その先の細胞が死にかける、、、それを劇的に回復させるのがt-PAって特効薬。詰まった血栓を溶かす秘密兵器、、、、しかし、使用率は5%。

脳の血管が詰まって麻痺を起こす。年間20万人が発症し、麻痺が残る病。

そんな脳梗塞の特効薬が5%しか使われていないt-PAって薬。2005年から使われているそうだが、この薬は血栓を僅か1時間半程度で溶かしてしまうのだ。
しかし、何故に5%しか使われないか?(多くは死亡したり、麻痺を後遺症として患う)
それは、、、時間制限があるから、、、どうして間に合わないのか?

そんなt-PAの制限時間は、、、発症から4時間半以内なら使用可能ということだが、、、、力が入らないというチョットした違和感が発症時点だが、それを発症と自覚しないのが問題なのだ。一般の人の発症から通院までの平均時間が10時間だそうだ。それ故に、間に合わないということになる。

脳梗塞の初期症状、例えば、右手に力が入らない、、、それで気付いて病院に行っても間に合わないそうだが、それは初期段階に深刻に捉えず、翌日に通院というパターンが多いそうだ。それ故に、病院に着いた時には字も書けない状態で既に手遅れとなるわけだ。

大事なのは、如何に発症のシグナルを見落とさないか?ということ。これさえ気付けば4時間半のタイムリミットに間に合うと言う事だ。

この理由、人間の正常性バイアスという仕組み。危険察知の感度を下げる特徴が大きな理由。人間が様子を見たがる性質を持っているのだ。
因みに、脳梗塞の発症のシグナル、舌の痺れ、ろれつが回らない、肩が凝る、足がもつれる、異常に眠たくなる、いびき、片目が見えにくい、飲み物がこぼれた、脱力感、箸がつかめない、手先や首の痺れ、吐き気、、、、、しかし、こんな症状は、脳梗塞以外でも普通にあるのだ。これを気にしすぎる事自体が無茶、、、それ故に、気付かないとなるわけだが、、、そこで気付くには如何に?

それは、テレビCMが効果的だったとか、、、CMはFASTキャンペーン、Fは顔の麻痺(顔の片方が下がる。イーといって笑顔が出来るか?)、Aは腕の麻痺(掌を上向きで両腕を上げてキープできるか?)、Sはスピーチが出来ない(パピプペボが言えるか?)、Tは時間、、、こういう症状があれば周りが救急車を呼べ!という宣伝だったわけだ。

正常性バイアスは当人以外でなく周りから見る人は陥りにくいそうだ。これを利用する事が効果的だということ。

つまり、一緒に生活する家族の様子をしっかり見続けるっていうのはとても大切なのだ。

なお、脳梗塞は若い人もなりうる。年間1万人も発症するそうだ。歩けない程の目眩とか、、、では、そんな脳梗塞に若い人がなるのか?生活習慣病でも高血圧でもない。それは動脈解離というもの。実は血管は三層の膜から出来ており、その膜の一層が剥離し、それが血流を阻害して起きる場合もあるそうだ。この脳梗塞は若い人に多く、小脳 で起こりやすいという。症状は、目眩、歩行障害、吐き気となる。若い人に起きやすいのは、首の激しい運動が原因だとか。首から後頭部に激しい傷みを伴うそうで、これも留意が必要。

まぁ、自分の場合、高齢者サイド故に、後はオーソドックスながら血栓を作りにくい身体の維持だろう。血圧を高くさせない。脂肪、コレステロールを溜めない身体の維持。日々の健康意識生活の実践を心掛けたい。

|

« ロングブレスダイエットWWW | トップページ | テリトリー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 脳梗塞で死なないぞ!:

« ロングブレスダイエットWWW | トップページ | テリトリー »