前の変速レバー
前後の変速機。
後はプーリー位置を変える事でカセットの特定位置にチェーンを送る。チェーンからみると、プーリーで位置決めされるので、決められた後にスプロケに乗るだけ。プーリー位置は、カセットスプロケット位置毎に動けば変速は決まるので、ノッチ式の動作でOK。
しかし、前は、チェーンをガイドでアウターに掛けたり、インナーに落としたり、、、、リアメカの如く、プーリーでチェーンラインを動かそうにも、その位置のチェーンには常に駆動テンションが掛かっているので、プーリーで上下左右に移動するチェーンを動かすのは難しい。そのために、ガイドでチェーンを外から動かす構造となっている。動かす時は、チェーンの外側から押す動作を行う。押した後には、或る程度戻ってチェーンに干渉しないようにしておく、、、そういう流れ。ガイドの動かし方は、リアメカのように単純なノッチ動作では務まらない。
そのために、フロントメカの変速とガイド位置調整は、或る程度の自由度を与えられている。
電動メカでは、設定毎に動かし方をプログラム化しているのがメリットとなっている。
しかし、、、こういう連続的な動きが求められる変速機、、、敢えて電動のように複雑にしたり、或いは、Fメカガイドのプレスパターンとレバーによる動作パターンを工夫したりして通用するのは、想定歯数構成を使う場合のみ、、、、
そう思うと、昔ながらのフリクションで自由に動かせる方が合理的?と思ったりする。
ダブルレバーが面倒臭いのなら、そういうフリクション的な動作でアナログ的な位置決めが出来るような、普通のレバーをグリップ位置にセットするのが一番合理的、、、、そんな気がする。以前はコマンドシフターなんてモノがサンツアーから在ったようだけど、、、、今の時代はアナログ的な位置決めが出来るのは、通常のWレバー、それをステム近辺に移設するキットが殆ど。
そんな中、良さそうな製品がコレ
レトロシフト、
である。
なお、狙い目としては、、、シマノのA050だ。これ、結構使える。取り付けを工夫すれば昔のコマンドシフター風に利用可能。但し、基本は7速用。これを10速等で使うにはインデックスを殺す事になるけど、そうなると通常のSTIレバーと較べてどうか?という話に成りかねない。A050をリアでも使うなら、、、インデックスの10速化は拘りたいポイント。
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