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2013年7月12日 (金)

日曜劇場「半沢直樹」

これ、『オレたちバブル入行組』のドラマ化したもの。主人公はバブル期入社のサラリーマン、これが銀行という舞台での痛快な生き様を描いたモノ。

一般にバブル期入社というと、役立たず的な風潮が無くもない。

自身もバブル期入社だから、就職戦線のお気楽さは今の時代とは較べモノにならないモノだが、どの世代にも世代なりの思いというか、価値観がある。

で、このドラマでの主人公の生き様、、、これはイイ。

『やられたら、やり返す。それも倍返し!』

これを実践するのは相当にしんどいというか、一般的には無理。特に、現代はバブル期入社世代は、思いっ切りリストラの対象世代。高齢だし、役立たずだし、勉強してないし、、、って言われている。抱えるモノも多く、現状にしがみつくのを最優先なんて人も少なくないだろう。

まぁ、考えようによっては、そういう世代故に、暴れやすいという理屈もあるけど、実際にバブル期入社世代で暴れる奴は稀。現実は、それがしたいけど、踏み出せない的な人が殆ど。しかし、出来たとしたら痛快な事、この上ないだろうという事で、そういう思いを馳せる人にとっては、溜飲の下がる思いだろう。

個人的な感想だけど、バブル期入社世代っていうのは、高度経済成長と共に幼少の多感な時期を過ごし、自由な学生時代をバブルで謳歌し、、、ということで、多感な成長期に社会の変化、変革を体験しており、好奇心の刺激という面では恵まれた時代を生きてきたようにも思う。バブル以降での時代の変化の割合と、以前の変化の割合には非常に大きな差があるようにも見える。そういう意味で、好奇心と欲求が常に刺激されてきた、行動経済成長~バブル期で成長してきた世代は、上昇欲求というか、購買欲とか、欲望指数とリンクするような空想する力、創造性という部分では、潜在的ポテンシャルを結構有しているとも思う。

バブル期入社世代っていうのは、本来は上昇志向が強く、戦闘的、攻撃的な側面が多いように思うけど、加齢と共に、それを押し殺す足枷、柵で実際の行動に移せていないのでは無いだろうか?

そう考えると、そういう潜在性を具現化したような、このドラマに結構嵌る人は居そうな気もする。

それは兎も角、この夏ドラ、このシリーズと、多分だけどショムニ辺りを見ようかな?と思う。

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