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2013年7月23日 (火)

アクセラも登場

新型フィットに先駆けて、マツダからは6/29にアクセラが公開された。
ハッチバックとセダンの二種類。ボディサイズは一昔前のアテンザクラス。全幅は1800mmクラスだから大きな車だ。

今度のアクセラは、エンジンは2Lと1.5Lのガソリン、これに2.2Lのディーゼル、2Lと組み合わせたハイブリッドという構成だそうだ。

ここで1.5Lのガソリンがスカイアクティブ仕様として新登場のエンジン。発表では2.2Lのディーゼルは海外向けCX-5に搭載されているディーゼルにラインナップされている出力を抑えたバージョンの様だが、国内販売されるときにどうなるか?は不明。

で、このアクセラを見て思ったのは、、、、インパクトに欠ける印象。車格から言って1.5Lのディーゼルよりは2.2Lというのは納得だけど、、、ピンと来る印象が薄いのは、そのデザインのせいか?

今の鼓動デザイン、CX-5では荒削りながらSUVのCX-5とのマッチングはまずまずな印象だったし、アテンザでは大きなグリルであっても車格相応のサイズで違和感を感じなかったけど、、、、今度のアクセラは、、、車体がアテンザより小さい筈だけど、グリルはそれを上回る主張、、、、まぁ、グリルが大きいのを貶すわけではないが、フロントセッションの大きさと合わて見ると、かなり頭でっかちで前半が重そうな印象。フロントへビー感がデザインから伝わってくるようなイメージ。

アテンザのデザインは個人的には結構OKだと思ったのは、グリルと全体のボリュームバランスが悪くないから。

Atenza

しかし、アクセラのそれは、どうもフロントヘビー感がきつすぎる印象。まぁ、このくらい違いを与えないと違いがなくなるというか、画一化する危惧があるのかもしれないが、、、少なくとも、この巨大グリルデザインでは、ナンバープレート付けると、かなり不細工になるのは間違いない。

Acera

アクセラにこそ、アテンザのグリルの方がバランス的にマッチするような気がする。
そもそも、グリルというのはラジエター前の空気取り入れ口、、、つまり、大排気量、大型エンジン=大きなグリルという関連と必然が有る訳だ。
逆に言えば、コンパクトになるほどグリルは小さくて良いというのが道理でもある。
つまり、元々はグリルの大きさはクラスの上級さと関連があったのである。勿論、現代では、グリルは殆どデザインオンリーで、大きさとクラスは無関係という認識なのは理解しているが、その根源的意味合いは美的価値観に少なからず影響を与えていると思うのは自分だけか?

Aceraa

まぁ、大きなお世話だろうけど、個人的にはこっちの方が良いような気がする。
これはアテンザグリルを基本に、相対的に車体に対してグリルを小さくして、ヘッドライトはアテンザの縦横比を変えて厚みを持たせたライト。バランスとしてはグリルに対して少し大きめのライトレンズを配置しただけ。ナンバープレートはグリル内ではなくアテンザ同様にグリル下に配置する事を想定。フロントセッション前半の重さを除外するには、こういう配置の方が素直な気がする。

将来、デミオ、CX-3が登場するらしいけど、少なくとも、そういうクラスに大型グリルは似合わないと思う。

せめて、グリルデザインを統一するにしても、そのグリルからクラス序列が判るようにする方がアイデンティティの主張が判りやすい筈だ。

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