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2013年8月 7日 (水)

スポーツ心臓を作りたい?

こういう検索が多い。
一言で言うと、スポーツ心臓というのは、運動負荷に対応した心臓の形態ということだから、運動種目に応じた心臓の形は異なってくる。

マラソン・水泳などに代表され持久的スポーツでは運動中には血圧はあまり上がらず、
体を巡る血液量を増やし、全身の筋肉への酸素補給を長時間にわたり維持するために、
全身から肺を回って心臓へ戻ってくる血液が増える。つまり、心臓の容積の拡大を生じるので、心拡大という状態となる。

一方で、重量挙げ、格闘技などに代表される筋力的スポーツでは、運動中には血圧を激しく上昇する。その抵抗に打ち勝つような吐出力が必要となる。つまり、心臓が血液を押し出す抵抗が増すので、心臓の筋肉自体が強化されぶ厚くなるので、心肥大という状態となる。

どっちを目指すか?で、日常の取り組むべき運動のメニューが変わる。

もし、両方を望むなら、、、、有酸素運動と無酸素運動を続けるしかない。

自身、有酸素運動を行っても血圧は殆ど不変、、、但し、心拍数は高い状態となるし、無酸素運動を行うと、その真っ最中の血圧は強烈に上昇する。

そして、掛かり付けのドクターで定期的に心臓のレントゲン写真を撮るけど、心肥大+心拡大となる。勿論、所見的には全く正常なスポーツ心臓である。

どんなスポーツ心臓を作りたいか?で行うべき運動は変わる。

実際、サイクリング等イベントで色んな人と同行すると、、、、筋トレ好きの筋肉友人は、自転車で巡航的な走行では脱落する事が多いし、逆に、長距離系が好きな友人は、自転車でもスプリント的な走行では脱落する事が多い。つまり、、、前者は心肥大系だろうし、後者は心拡大系だろう。爆発的なスプリントとか瞬発力を望むなら、筋力強化に併せて心肥大心臓が必要だし、長距離巡航でペースを落とさない持久力を望むなら、心肺機能の強化、つまり心拡大心臓が必要ということ。

両方欲しいなら、二倍のトレーニングを行えば良いだけだ。

一般に、心拡大系はやせっぽちみたいなのが多いし、心肥大系ではムッチリ系が多い。

心肥大で心拡大なスポーツ心臓の持ち主というと、程々にムッチリで一見痩せている?的な中庸になるのでは無いだろうか?

水泳とか夏場の自転車では、体型が露わになっているので、見ただけで、どんな?っていうのが判る事が多い。見ただけで速さが或る程度判るのは事実だ。逆に、見られていても判らない人からの挑発とかを退けるのは楽勝でもある。

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