再発防止?
労働災害とか交通事故で再発防止のための会議、会合は色んな所で行われている。
しかし、、、何処まで有意義?というと、かなり怪しい。
会議等での意見の集約をみると、、、、その表面上の話だけに終始している場合が多い。
正直、全く同じ状況に遭遇しない限りは未然防止に繋がらないのでは?というのが正直な感想。
実際の再発防止というのは、様々な状況の組合せが誘発しうる異常事態の可能性を感じる事であり、その組合せから類推されるであろう異常を早い段階で検知する洞察力というのが一番大事なのだ。
人の教育でもしかり、、、、ある問題の解決法を伝授したからといって、その次元の思考によって別の問題を解決出来なければ全く意味がないのと同じ事、、、、
結局、事故対策も教育も、、、、受ける側の洞察力、類推力を養わせるのが一番なのだが、その辺を理解していない連中が教える側だと、結局は何も伝わらない。
そして、教える側というのは、少なくとも、その次元における問題解決の思考の手順をしっかりマスターした人間でなければ、全く価値が無いといって過言ではない。
これは、事故対策、教育のみならず、創造的な業務であったり、設計、開発等々についても言える事。
表面的なトレースと指示が無ければ動けないのであれば、、、正直、存在価値は無い。
少なくとも、問題解決の意を伝える側としては、その資質が大事なのだ。
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