フロントメカ
自転車のフロントメカ、大昔のインデックスの無い時代は、メカのケージは内側も外側も平板で、先端だけプライヤ等でチョイ曲げして使っていた。
今の時代のFメカのケージは内も外も複雑なプレスパターンとなっている。外側は上方がプレスで内に凹んでおり、チェーンをインナーに落としたらケージとチェーンが間隔を保てるようになっており、内側ケージは下方がプレスで内に凹んでおり、チェーンをアウターに上げたらケージとチェーンが間隔と保てるようになっている。
そして、そのプレスパターンは、チェーンステー角度、指定のクランクの歯数構成において最高の変速性能を保つように備えて付けられている。
ということで、歯数構成が一般的な構成から変わったり、チェーンステー角度が変わりメカケージとチェーンの公差角が変わると、変速性能が低下したり、変速後にケージとチェーンの干渉が残ったりという事になる。
特に、インデックス動作前提のSTIレバーで扱う場合、微調整の範囲が限られるので、チェーンとケージの干渉がどうしても残る場合がある。
この対策というと、チェーンステーアングル、歯数構成を適正に保つ事が必要だけど、小径車、或いは、シクロクロス、ランドナーでは簡単では無かったりする。
そういう時思うのは、、、メカは昔ながらのフラットプレートによるケージ、それから、ケージ位置を任意に選べるフリクション動作が扱いやすい。
STIレバー、確かに便利だけど、せめてフロントだけはフリクション動作モードで好きなところでケージを止められるような構造が欲しい。
あるいは、、、シマノの廉価コンポのA050を弄ってレバー近辺に設置する方が良いかも知れない。
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