首の痛み
自身も最近は首に違和感を感じる。ということで、NHKの『きょうの健康』で首の痛みを話題にしていたので、要約してみた。
首の痛みにも色々あるが、番組で取り上げられたパターンを紹介すると、
一つ目、安静時にも痛む、首の痛み、手足の痺れ、ここ1~2ヶ月で急速に悪化。
二つ目、同じ姿勢で強い首の痛み。動かすと腕に電気が走るような強い痛み。
三つ目、軽い首の痛み+両手足の痺れ。最近歩きづらくなった。
安静時に痛むのは、癌の転移(乳ガン、肺癌、腎癌、前立腺癌、甲状腺癌)、感染症(高齢、糖尿病、抗ガン剤や免疫抑制剤の投与中)、骨折・脱臼(交通事故、転落、スポーツによる外傷)だけど、高齢の方で短期間で急激に痛みが出る場合は、ガンの転移が一番疑わしいそうだ。
比較的若い人で、同じ姿勢で強い首の痛みが出た場合は、頸椎椎間板ヘルニアが疑われる。
比較的高齢で、痛みこそ軽いけど、痺れで歩きづらい場合は、頸椎症が疑われる。骨棘が神経を圧迫して手足が上手く使えない場合もあるそうだ。他の可能性は、後縦靱帯骨化症という症状で、椎骨を繋ぐ靱帯の一部が骨になり脊椎を圧迫する場合もあるそうだ。
頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症、後縦靱帯骨化症は神経根を圧迫、脊髄を圧迫するが、その症状は、脊髄を圧迫する場合は、両手、両足の痺れ、感覚が鈍くなる。結果、ボタンの留め外しが困難、箸が持ちにくい、文字が書きにくい、無意識に階段で手すりを頼るという症状(歩行障害)、他には、頻尿、尿が出にくい、便秘がちという(排泄障害)症状を来す事もある。神経根を圧迫する場合は、肩から腕に掛けて強い痛み、痺れ、手や指のしびれ、筋力の低下、首や肩胛骨周囲の強い痛みを来す。
このように首の痛みは一般に重大な疾病な原因で無い場合が殆どだが、状況を把握することで万が一の事態を回避するための注意は必要と言う事だ。
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