今年のインフルエンザ
今年もインフルエンザの季節だ。
今年も中国で新型鳥インフルエンザが発生した事も。そんな中、最新情報としては、
1.ワクチンの効果低下
2.抗インフルエンザ薬の予防内服・吸入
3.鳥インフルエンザ(H7N9)
である。
まずは、例年の季節性インフルエンザの種類は、A型(強い感染力の香港H3N2、H1N1/2009)、B型(限定的な地域で流行)の二種類がある。
そんなインフルエンザワクチンの効果が低下しているのは何故か?それは、流行ウイルスの予測が外れる場合、感染過程でウイルスが変異する場合、ワクチンの製造過程でウイルスが変異(鶏卵内抗原変異)が生じる場合である。特に製造過程で変異するのが問題で、最近は、細胞培養ワクチン(イヌの腎細胞を使って培養)、遺伝子操作によるワクチン(遺伝子操作でヘマグルチニン(H)を作る)方法も用いられている。
そして、インフルエンザ予防の基本は予防接種だが、抗インフルエンザ薬の予防内服・吸入も可能。本来は治療薬だが、予防的に発病前から使える薬は、オセルタミビル(タミフル)、ザナミビル(リレンザ)で、高齢者施設の入居者、病院の入院患者を対象に投与する方向だ。
最後のキーワードが新型のH7N9型鳥インフルエンザで、今のところ、鳥から人への感染は認められないが、新型の鳥インフルエンザが人に感染する事が危惧されている
というのがインフルエンザ関連の最新情報だという。
今年もインフルエンザに対して出来る事。それは、取り敢えず予防接種、帰宅時の手洗いうがいの励行、、、注意して過ごそう。
| 固定リンク
コメント