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2013年12月27日 (金)

前立腺癌の最新情報

一年間に前立腺癌と診断される人、2008年で5万人、2025年には12万人になると言われている。
そんな前立腺癌を早期発見するには?
まず、その背景だが、本来はアメリカ人に多く日本人には稀な病。原因は、食生活の欧米化が大きな原因。動物性脂肪摂取量の増加が一つの原因という。高齢者の増加も一因。発見は50歳代以降で、70歳代のピークという傾向からも言える事。更には、検査の普及も一因。
前立腺というのは、排尿のコントロール等を司る器官だが、前立腺癌というのは、前立腺の外側、外せんに出来るので、早期癌は尿道への影響が少なく症状が出ないために発見されにくいそうだ。これが進行することで局所進行癌となっても症状が出にくいのが問題。
更に、この癌は、骨盤、腰椎といった骨に転移しやすく、脚の痺れ等を呈しやすいそうだ。
他には進行がゆっくりであり、早期発見が適えば、治癒しやすいのが特徴だとう。
この癌の発見に有効な検査がPSA検査。
PSAは血液検査で量る血液の主要マーカー。血中のタンパク質で精液の成分となるそうだ。正常では血中では極僅か、しかし、前立腺肥大症とか前立腺癌となると、このPSAが血液中に大量に出てくる。このPSAの血中量は基準値が4ng/ml、グレーゾーンで4.1~10ng/ml、前立腺癌の疑いが10.1ng/mlという事。PSA値と前立腺癌の発見率は綺麗に相関しているそうだ。PSA検査は50歳以上に推奨。家族暦が有る場合は、40歳以上でも受診するのが望ましいそうだ。
この検査は市区町村の住民検診で受ける事ができるそうだし、会社の健康診断等でも受診可能だそうだ。
因みに、PSA検査で再検査の必要性があれば、直腸診、経直腸エコー、更には、針生検(確定診)を受ける段取りとなる。
前立腺癌は加齢によってリスクが高まるので、1年に一度のPSA検査は受けるのが望ましいという。

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