パパ塾
自身、天職はエンジニアより塾系の教育機関の講師業だと思う。
講師業は、通算で16年間行ってきて、そう思う。勤め人で開発職等を23年間行ってきても、自身で適職だとは思わない。中小企業での職務では、論理追求以外の部分の手間が多すぎるし、とか言って、大企業とか公的機関で、そういう職務を行うには、自己採点で判るけど、自身の能力は完全に不足している。
しかし、講師業で得た感覚は、小中高生に教えるなら、完全オリジナルで授業に内在する意味を伝えつつ理解を授けられるという自信がある。
で、最近は、講師業で良さげな所にアポイントを取りつつ、次の職の品定めを行っている最中だが、、、、
それとは別に、自身の子供に小学生がいるが、基本、塾通いはさせていない。
自身、自分の子供に塾通いをさせて良い点とらせて、、、という考えがないから、勉強なんて出来なくて良い、、、と思う部分もある。
小学生までなら、塾で学校のカリキュラムをチョイ先行して点数だけ取れるような所に金を棄てるなら、手先とか思考回路を磨く別のモノを習わせた方が良いと思うからだ。
塾如きで、早めの授業で学校よりチョイ早で習って学校の点数を上げる、、、、それほどに意味のない教育費の使い方は考えられない。
実際、勤務先(地方の中小企業だが、、、)では、企業スタッフ、上司、後輩、部下を見て、、、中高生レベルの学識の奥底を掴んでいる奴があまりにも少ないのだが、それでも一応、学歴は地方国立大学とか、地方私大、、、で、講師業経験から計ると、彼らの学生時代に学んできたであろう内容、理解レベルというのは何となく判るし、どんな学生時代で、どんな塾に通ってきたかも何となく判ってしまう。
で、得た結論は、、、、テストの点数は取り敢えず確保しているだろうけど、その科目でホントに身に付けて欲しい部分が抜け落ち気味的な印象が拭えないのである。
点数を取るという能力と、使える能力を身に付けるというのは別物。
同じ塾に通って点数を取るというのは、点数が目的でなく、科目において掴むべき勘所、科目の生い立ち、歴史観を世代なりに理解させて、結果として点数になるという教え方が必要という持論があるが、それが出来ない塾は無意味だし、それを身に付けず、点数だけ取ってきた人間も使えないという思いが強い。
そんな考えだが、最近、我が子も何となく勉強したい的な兆候が見えてきたので、取り敢えず、転職前の肩慣らしに我が子を教材に、科目指導を行っている。
時間に決め毎は無いけど、科目は全教科、時間は平日で30~60分、日曜が2~3時間である。教科書を全体を眺めて、カリキュラムを頭で再構成して結果として全てが理解できるようなストーリーを組んだ上で、チラシの裏を使って考え方~表情を見ながら即席作成の例題、そして演習、、、その際に眼を見ながら理解度を測りながら、教えるパターンを作り替えながらやっている。
すると、我が子故に、反抗的な口答えはするけど、取り敢えず、素直に2時間程度は文句を言いながらでも従っている。一日が終わると、なんか理解した感が伝わる。
結構、面白いのである。
自分の子供を教える、、、まぁ、育児の一環だろうけど、1日3時間程度ならば集中力を切らせずに、こっちに向かせる事が出来るというのは、自己採点だが、自分の教える腕は、それ程は鈍っていない感じである。
講師業で一番大事なのは、生徒をこっちに向かせるテクニックだ。塾という人間関係なら緊張感があるが、親子という関係で3時間を従わせる力というのは、結構なもんだと思うのだが、実際、どうなんだろうか?
因みに、自身が経営者だった塾では、中三クラスは、火木土の週三なら、火曜が1教科3時間、木曜も1教科3時間、土曜と二教科4時間(2+2)なんて時間割だったけど、もう一回、そういう世界で戦ってみたいなぁ、、、
自画自賛ではないが、、、やっぱ、こっちが天職だろう。
取り敢えず、自分の子供に勉強を教える事で、転職準備を始めたい。小中の全教科、高校なら、数学全般、物理、科学、生物、地学程度は楽勝だろう。
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