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2013年12月18日 (水)

おしっこの真実!?

テーマは、おしっこの色、、、、この色を検査すると健康のバロメータのみならず、潜んでいる病気の発見も出来る重要なサインだという。場合によっては、癌が見つかるとか、、、
おしっこの色で、癌、腎臓病を見付けよう!という話。

一般的には、運動後はおしっこの色が濃いとか、、、しかし、思いも寄らない色が出るそうだ。例えば、メロンソーダのような緑色、イカスミのような黒色なんかもあるそうだ。そこで、危険な色は何色か?因みに、危険な色のおしっこが出る人は500万人もいるそうだ。

危険な尿の例をとりあげる。ある人は、尿に異変が出た。健康診断で血尿が出たそうだ。この血尿、ずっと出続けた結果、原因が膀胱癌が判明。別の人では、血尿が出て突然倒れた、、、すると、急性腎炎で腎機能の大幅な低下が原因。二人とも原因は血尿、、、そんな血尿の色は、普通のおしっこで黄色、普段と何にも違いが無いという、、、炎症が全体に拡がる膀胱炎だと赤い尿となるけど、膀胱癌、急性腎炎の場合の血尿は普通の色だそうだ。
見えない血尿は末期腎不全の高リスク群、見える血尿は尿路上皮癌のスクリーニング推奨と言われている。つまり、見えない血尿がリスクが高い。

では、見えない血尿を見抜くのは?

それは、試験紙で尿の潜血検査を行うのだが、尿検出で試験紙が青く変色する試験を行うのだが、問題は、血尿が一過性のものが多く(65%)、一回の検査では良く判らないそうだ。そこで登場したのが、新しい検査ガイドライン、顕微鏡的血尿の判定だそうだ。この再検査(精密検査)の凄いのは、尿中の赤血球の形を確認する点。つまり、顕微鏡で血尿を確認するのである。その確認の結果、赤血球が崩れかけた形があると、糸球体の壁を赤血球が通り抜ける時の変形の痕跡と見なされる訳だ。崩れた赤血球というのは、糸球体に崩れた穴の証明ということ。赤血球の変形があれば、腎臓病の疑いがあり、無ければ、他の病気のリスクがあると判定する。更に、他のモノの混入(例えば、ガン細胞)も疾病を示す事もあるそうだ。因みに、40代以上の血尿患者で喫煙男性の場合は、5人に1人が膀胱癌に罹患しているという。
最近は、自動的に赤血球の形を自動判別する装置もあるそうで、最短1分で結果が明らかになるという。

では、最後に正しい尿検査を行うには?
1.野菜や果物を大量に取ると、ビタミンCによって潜血反応をブロックするので×
2.激しいジョギングを行うと、足の血管で一部の赤血球が壊れるから×
3.水分を取りすぎると薄い尿となるので×。量は10ccもあれば十分。
4.尿は出始め(血液、細菌の混入がある)でなく、中間尿を入れる。

尿の色的に判断する場合、一時的な濃い尿、薄い尿は基本的に問題無い。但し、濃い黄色~茶褐色の尿だと黄疸の成分であるピリルビンが混じっているという事で、肝臓病の可能性が有り、常に薄い尿だと糖尿病、腎臓病の可能性もあるそうだ。緑色の尿の場合は、緑膿菌に感染しており抗生物質で治す事が出来るという。薬によっては尿を着色する場合があり、その場合に黒色とか茶褐色の場合もあるそうだが、それは、それほど危惧する必要は無いそうだ。

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