歩行スピード
秒速1mが大事だという。米国の研究者の発表で、高齢者の歩行と生存率に関するもの。その発表では、生存率は歩行速度別に分けてみたそうだ。最も遅いグループは秒速0.4m未満、普通のグループが秒速1.0~1.2m、速いグループが秒速1.4m以上として、ある年齢時点から5年後生存可能性を計算したそうだ。
すると、65~74歳男性では、68%、90%、95%、女性では80%、96%、97%だったという。75~84歳でも、男性が60%、83%、93%、女性が69%、91%、95%だそうだ。つまり、歩行速度が速い程生存可能性が高まったそうだ。
過去のデータからでも秒速1mを維持するのが長寿傾向と関連するらしい。
因みに、秒速1mは日常生活にも関連が深く、歩行者用横断歩道の青信号が秒速1mの歩行速度で渡りきれるのを目安として点灯時間が設定されているそうだ。
根拠は、横断歩道を渡る人の95%が秒速1m以上ということに基づいているらしい。青信号の点滅時間は、半分以降なら渡りきれる時間、半分手前なら引き返せる時間として設定されているそうだ。
新年早々だが、足腰を鍛えて長寿を目指すのが良いというネタだ。
まぁ、大事なのは高齢となった時でも歩行速度を維持できるような日常を、高齢者となる前から身に付けておくというのが大事なのである。その辺を勘違いすると逆に怪我や事故に巻き込まれかねないので注意が必要だろう。
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