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2014年3月12日 (水)

研究開発体制?

同族中小企業である。研究開発というと、ネットとか雑紙、持ち込みで拾った案件を、極一部の経営者が相談無しで実行計画を立てて、実働に新入社員クラスの若手社員一名を使って行う、、、、期間は数年である。意志決定は、年寄りの判断、、、

当然、誰が見ても可笑しいのだが、これを続ける。結果、進めた案件は全て途中撤退、、、撤退理由は、年寄りの暴走とも言える行動、、、結果、若手はモチベーションを失い、忠誠心を失い、、となる。

或る意味、必然というか仕方ない状態。なるべくしてなる。
案件起案当初こそは、持てはやされるが、案件着眼時点で、ネットや雑紙、新聞情報である。その時点で出遅れている上に、技術コアは収集情報元に依存するから、旨味も何もない。旨味が無い上に、技術コアの所有者との利害調整が付かず結果的に撤退という事。利害調整では、年寄りの自己主張の強さが調整を不可能にしているのだが、それで振り回されるのは独りぼっちの若手社員である。

正直、かなり気の毒、、、、数年を専属という形で時間を奪われ、案件撤退と共にルーティーンの業務に戻るにしても浦島太郎状態である。案件参加から撤退に到るまで、若手スタッフには選択権は与えられていない。言われるがまま、為されるがままである。刃向かう事は現実的には不可能だろう。

モチベーションを失うと、、、、辞めたくなる気持ちも判る。

こういう人材の使い方、、、組織的な活動を行う企業とは言えず、専制的、独裁的な人の使い方だ。そういう案件に投入される人材は、企業が採用した人材の中では、肩書き的にはかなり優秀な部類である。優秀な肩書き故に人選されるのだが、、、そんな人材の多くは、同窓の後輩だったりする。そんな後輩がストレスを抱え、恨みを以て過ごす、、、正直、やりきれないのが本音である。勿論、自分のように、そういう案件の中で業務を行う時に我を通す強さ、喧嘩を厭わない気持ちで望めば形は変わるかも知れないが、、、それを後輩に助言する事も出来ない。

何とも言えないモノである。

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