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2014年3月15日 (土)

ユーラシアの変遷、更に調べてみると、

 初代のユーラシアは型式ではEA-3/4というモデル。27インチ1-1/4のタイヤ、エンドはプレスエンド、リア5速フリー、エンド幅は110mm仕様、センタープルだけど直付けではないモデル。
 この次はEA-S1/2というモデルで、名前違いで前モデルと殆ど共通。このモデルは毎年カラーチェンジ等の変更があったけど、1979年にEAG-S1/2というグランシリーズが上級モデルとして登場。ユーラシア・グランでは、700CのWOタイヤに変更、当初は5速仕様で、センタープルでも直付けではない。
 1982年のEAG-S1/2ではセンタープル直付け、鍛造エンド、6速フリーという仕様で大きなモデルチェンジを迎える。この時代ではEA-S1/2は廃止されている。
 1984年以降ではEA-S1/2の廃止に伴いグランという名称が外れEAS-530/560という型式名称となる。EAS-というシリーズでは、Wレバーが直付け台座仕様となっているのがEAG-S1/2からの変更ポイント。
 最終期1986-1988年のEAS-では、インフレーターはトップチューブ下側に装着できるようにヘッドパイプ後ろ側にペグ工作が備わり、ボトル台座がシートパイプ、アンダーパイプの2箇所に装備されている。ワイヤーリードは最近のモデルと同様にハンガー下にワイヤーリードをボルトオンして装着するタイプに変化しており、現代のフレームに通じる加工が随所に見受けられる。
 1988年にユーラシアはアトランティスと統合されてトラベゾーンにMCしたようだ。
 フレームの工作状態を見る事で、ユーラシア、アトランティスの大まかな年次、年式、型式が判る。
 自身は、1980年にバイト先の自転車屋さんからDF-7110(ダイヤモンド・ファーストライディング)レイノルズ531仕様のフレームをバイト代代わりに頂く。これをスポルティーフ的に改造して乗っていたのだが、1982年に直付けセンタープルのユーラシア・グラン、アトランティスが登場したのを羨望の眼差しで見ていた記憶がある。
 この度、レストアしたEAS-530フレームは最終期のモデルでありフレーム番号からも製造年式は1987年式という事が判っている。欲を言えば、最終年式のアトランティスASP-530辺りをレストア再生してみたいような気もする。

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