敗血症
年間37万人もが罹患。初動が肝心、高い致死率の病だという。これは、風邪や下痢を切っ掛けに、全身の臓器が急激に変調を来す病で、心筋梗塞よ脳卒中より致死率が高い。日本では3人に1人が死に至るそうだ。
不調初期は風邪といった症状に似ているために、初動が遅れがち、、風邪と思っていたら、下痢、膀胱炎、肺炎、傷の化膿から全身の炎症に到るそうだ。この背景としては、高齢化、糖尿病、耐性菌の拡がりもあるとか、、、、この敗血症の進行は時間単位であり、下手すると数日で絶命に到るそうだ。治療は、原因菌を殺す抗生剤、全身の機能維持の集中治療が必須だという。
昔は、血液中に最近等の毒素を確認して敗血症と診断していたが、進行が診断を上回ると手遅れとなるために、『体温、脈、呼吸、白血球数』の内の二つの以上で敗血症治療を行う事としているそうだ。
そんな敗血症の判断フローチャート
・体温が異常(38[℃]以上、35[℃]以下)
・頻脈(90bpm以上)
・呼吸が異常(20回/min以上)
の一つを見たした段階で病院に向かわせるが、
・意識状態が変で、自力歩行が困難
であれば、即救急車を呼べ!とのこと。
敗血症と診断された場合、完治するまで、このフローチャートに従って周囲の配慮が必要とのことだ。
なお、敗血症に注意が必要な人は、糖尿病、透析患者、肝硬変、高齢者、ステロイド剤の長期使用、免疫抑制治療を受けている人だそうで、切っ掛けに為りやすい状態は、下痢、抜糸、肺炎、膀胱炎、傷、火傷とのこと。
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