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2014年4月10日 (木)

STAP細胞はあるの?

入学式後の昼下がり、小保方さんの会見を見た。200回成功、ノートは最低でも4~5冊、第三者がSTAP細胞の作成に成功、、、だそうだ。信用を失っている現状で、口頭説明だけでは厳しいかなぁ、、、裏付けとなる何かを提示しないと厳しいだろうな。
少なくとも、第三者が存在しているならば、恐らく、本人が名乗り出るような気もするが、、、
さらに、、、調査不足を訴えるのに、調査情報となるノートやデータの提供を控えたというのは、基本的に矛盾しているような、、、調査に必要な情報を不足した形でしか提供していない、、、で、調査不足を訴えるのは理解し難い、、、コツやレシピや証拠を提示せずに、それで調べてくれという意思表示を受けての調査結果であり、その調査結果というのは、ノートやデータを出さないと決めた時点で本人は想像しえた筈であり、その上での捏造判定なら、そういう判定が出る事を予測しての証拠の不提出であり、それを以て調査不十分と訴えるのは、どこかで矛盾している。

仮に、ノートとデータが有って組織の提出要求にノーを突きつけたとしたならば、特に税金を使った公的研究機関において、そういう行動を行ったと言う事は、実力があったとしても、その実力を組織で活用するために招くという研究機関は出てくる事は考えづらい。担当者が組織に秘密裏に、、、という前例を見た組織が研究員として迎え入れるか?というと、その時点で己の研究者としての道を閉ざしているとしか言えない。

年齢を考えると30歳、学卒で22歳、マスターで24歳、ドクターで27歳か、、、となると、研究で3年弱、、、3年弱で最初からテーマを定めていたとして200回以上の実験成功というと、作成成功率100%ともいえるような気もする。チョット、考えづらいというのが正直な感想だが、コレばっかりは判らない。
優秀かもしれないが、着眼から仮説を作り実証というプロセスを考えると、それでも相当の年数を要する気もする。

自身のライフワークである開発では、構想3年、実証、再現性確認に7年、合計で10年以上掛かっているけど、3年でゼロから再現性バッチリ迄行くというのが、なんとも、、、という感想。

STAP細胞がリアルに存在すれば良いけど、なかなか信憑性を皆に与えるのは難しいかも、、、、
現時点では、言い分が理研側、小保方さん側ともに相反しているので、真実がどこにあるのか判断しがたい。
細胞作成のレシピが公開できないという言い分も理解できなくはないが、レシピを駆使して作ったモノを見せたり、それがSTAP細胞であることを証明する事は可能だろう。新しい研究や開発では、手順を隠し、結果で納得させるのが普通。手順を隠し、結果も隠すのなら、それは無いのと同じなんだが、、、、この辺が凡人には理解出来ない思考回路だ。

それ程関心は無かったけど、報道の熱さで関心が湧いてきたというのが正直な感想。

まぁ、税金研究だから、レシピを隠すというのもホントはNGだが、、、、

取り敢えず言えるのは、STAP細胞があるのなら、同情的な世論もあって、恐らく信頼度判定はセーフだろうけど、STAP細胞の有無に拘わらず、手法的にはアウト。研究者として生き残る方法は、前提としてSTAP細胞がある場合のみ。そして、研究活動が行える世界は、恐らく海外に限られるような気がする。

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