癌予防、五つの鉄則
これも、『きょうの健康』から。病気で怖いというと、癌、糖尿病、脳卒中、寝たきり、、、でも一番は癌だ。
予防には五つの鉄則、三つの疑問があるという。
鉄則は、
①.まず禁煙、受動禁煙にも注意
原因の30%(男性では)を締める。リスクは1.5倍(75歳迄の癌化リスクが20%が30%になる)、肺(4.5倍)、食道、胃、大腸、肝臓、すい臓、子宮頚部にリスクが生じる。喫煙者リスクは非喫煙者の4.5倍だけど、20年禁煙でと非喫煙者並に減少。因みに禁煙暦1~9年で3倍、10~19年で1.8倍だそうだ。なお、受動禁煙でもリスクは1.3倍になるという。
②.飲酒はほどほどに
目安は、日本酒一合、ビール大瓶一本、焼酎2/3合、ウイスキーならダブル一杯というところ。リスク箇所は、食道・大腸・肝臓・すい臓・乳房である。顔が赤くなる(アセトアルデヒドが残る)タイプの人は特に注意。因みに、アルコールは細胞複製に影響を及ぼし癌発生リスクの一要因となるそうだ。
③.減塩、野菜・果物をしっかり食べる。熱いモノは冷ましてから。
塩分が特に重要。塩は胃癌リスクを高める。野菜は毎食、果物は毎日が基本だ。
④.体をしっかり動かす
結腸(男性は4割減)、乳房、肝臓、すい臓でのリスク低減。ウォーキング、家事が有効。激しい運動が必要というわけではない。
⑤.肥りすぎず痩せすぎず
中高年男性でBMIは21~27、女性で19~25に収める。170cm男性なら61kg~78kgにすべきということ。
癌リスクとして感染原因がある。肝臓癌はB型、C型肝炎ウイルス、胃癌はピロリ菌、子宮頚癌ではヒトパビローバウイルス。
癌の疑問としては、
Q1.遺伝するか?
生活環境の影響が大きい。但し、大腸癌、乳ガンは遺伝するそうだ。
Q2.○○が癌に効く?
こんな噂はどうか?というと、癌予防に効果的なのは五つの鉄則で、それ以外で実証されているものは殆ど無い。サプリメントの大量摂取が効果的か?という、逆に癌化リスクが高まりかねない。
Q3.癌検診はうけるべきか?
早期発見、早期治療につながるので有効性のハッキリした癌、肺、胃、大腸、乳房、子宮頚癌では死亡率が下がる期待もある。
まぁ、すべてを守って予防100%という訳でもない。しかし、他の病気の予防にも役立つので留意の価値はあるそうだ。
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