全くの私事だけど、そろそろ第二の人生を考える年齢だ。勤続23年経過だが、目処は25年を目処にしているので、次の行動をどうするか?を決断する日迄が残り2年である。
まぁ、第二の人生を目指す迄に片付けるべき事がある。それは、企業内にパイロット工場を設立してしまっているので、これを片付けないとダメだ。立つ鳥跡を濁さずである。
パイロット工場は2000/3迄の三カ年で国の補助金で設立したモノ。特許技術で新製品を作り販売するという目的の工場で、その工場、設備を補助金で賄っている。
この設備を稼働して新製品の開発を試みて、2004年に事業中断する迄に市場化を計ったのだが、中断前に出荷した製品が未だに世の中で稼働中なのである。この供給責任を果たすのも大事だが、そのために、このパイロット工場を維持するのは企業にとって負担以外の何物でもない。しかし、補助金で設立した工場設備故に、簡単に廃却は出来ない。減価償却期間を過ぎないと厳しい。償却期間は最長で20年、つまり2020年迄は維持管理が必要。まぁ、6年だ。つまり、6年後に設備を畳むのが目標だ。
しかし、出荷済みの過去の新製品の製品ライフは25年だから後15年は使われるのである。となると、6年後に工場を閉鎖して、残りの10年弱は出荷した製品を採用して下さったエンドユーザーに対する供給責任がある。経営者、役員にそういう意識は無いが、個人としては、これは道義的に果たすべきと考えている。
となると、この工場設備を用いずとも、過去の新製品の代替となる技術開発が必要なのだが、これ別ブログで掲載の新システムを用いる事を考えている。新しいシステムならば、設備不要で調達可能だから、これを過去の新製品の代替に!を計画している。
これが、自分の第二の人生を踏み出すための勤務先における最後の終活だ。最後の活動では、過去の新製品からの代替を狙っているが、+αの需要を狙っている。
第二の人生は、出来れば好きな事をしたい。好きな事をしたいけど、夢ばかりを語って生活が出来なくなるのはダメ。好きな事で生活が成り立てば問題無いけど、この時勢、甘くはない。
好きな事というと、基本は講師業。子供に教えるのが好き。それ故に、自営か雇われかは判らないけど、取り敢えず、教える仕事に就きたい。
で、それを行う際の選択肢を拡げるには、生活の幹を作らないとダメだろう。この幹を太くする一つの方法こそが、過去の新製品からの代替、それに+αの部分となれば好都合だ。
幹は太ければ太い程、販路が広ければ広い程、安定度が増すのだ。安定度というのは極めて重要なのである。仮に、講師業を生活の幹に置くというのは違う。実際に講師業をメインとして相応の収入を得ていた時期もあるが、そうなると、一日の占有時間はそれだけになってしまうのだ。
或る程度の自由を確保しつつ、好きな事をしつつ、安定も得たいという欲張りな考えなのである。最大効率で回すには、やはり競争力があって、安定的に需要が見込まれるようなターゲットを定める事が大事なのである。それを可能とする可能性を持つモノが、ここ十年を費やして開発した完全ドライ摺動を実現する無注水軸受システム関連の技術なのである。それを感じ取ったから、誰もが見捨てた、断念した技術に自費投入して続けてきたのである。
因みに、この分野に集中して開発したのは理由があるのだ。主婦の発案的な一般消費者狙いでは水商売ではないが、浮き沈みが激しい、、、そうではなく、企業向け、産業機械向けの技術で需要変動の少ない世界で競争力を持つ技術が獲得出来るかどうか?が鍵だと考えたからだ。
結果、自分の考えた特殊な技術は、徐々にだけどメーカー系大企業の製品に採用されて、採用範囲が徐々に拡がりつつある状況。この開発には、個人的なネットワークをフル活用して体制を作っているが、その取り扱い量を大幅に増やす事が、関わった人全てが幸せになれるのである。
一応、取扱量を増大させるには、販路の拡大と、適用範囲を拡げたセールスが必要。これにシフトした活動が必要だろう。
まぁ、理想は、好きな仕事をして、趣味を堪能して、そして健康を維持する時間をしっかり確保する、、、そういうのが理想。
なお、この技術開発には、こういう計画があったから行ってきたのである。それ故に、自費を多く費やしてきたのである。それで、大企業からもコネクションも得てきたのだ。
しかし、、、、、そういう経緯と拘りを持って行ってきた案件だということは、チョット見の傍観者には通じないようで、、、迫られ方次第では、チョット切れかける事もしばしば、、、
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