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2014年5月21日 (水)

変形性膝関節症の治療

予防に続き、次は治療法。ひざ痛の原因の一番多いモノだ。
変形性膝関節症では、関節軟骨の摩滅による骨の隙間が無くなってしまう事。関節軟骨が少しずつすり減り、隙間が無くなる。すり減った破片が関節包に飛散し炎症が起こったり、骨同士の接触により痛みが生じたりする。
この膝関節症の有病率は男性より女性の方が高くなっている。
この治療ピラミッドを示すと、初期が患者教育、運動、減量、次が薬、装具、最後が手術となっている。運動というのは、激しい運動とは違うモノだ。運動によっては鎮痛剤並の効果を得られるという。第二段階では薬、装具を用いるが、あくまでも補助的なモノ。薬は運動出来るように痛みを和らげる的なモノである。薬としては、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェ)、COX-2阻害薬といったもの。他にはヒアルロン酸関節内注射、ステロイド関節内注射、オピオイド外用薬や内服薬がある。
装具としては靴の中に敷く足底板というもの。設置角度を変える事で局部負担を減らすモノもある。
これまでの段階では、何れにせよ運動が大事なのである。運動を行えるように痛み止めが処方されるというものなのだ。
で、紹介されていたのが、膝の痛みを抑える具体的な運動。これは、膝に痛みを抱えている人でも行える運動である。
まずは、大腿四頭筋を鍛える、脚上げ運動。仰向けに寝て、片足の膝を立てた状態で反対の脚を真っ直ぐ伸ばしたまま少し浮かす運動。3秒単位で20回を1セット。
次は横上げ運動。横向きになって上側の脚を5秒間10~20cm浮かして保つ運動。
次が膝関節の動きを拡げる運動。これは仰向けになって太股を片方ずつ身体に引っ張って寄せる運動。
最後がハムストリングスのストレッチで、これは脚を伸ばした状態で座りつま先を手間に引っ張って大腿の裏の筋肉を伸ばす運動である。

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