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2014年5月19日 (月)

STAP細胞問題

小保方さんに対する理研のチェック機能の甘さを指摘する声が少なくない。
しかし、、、、小保方さん、仮にもドクターである。博士なのだ。博士という学位は、普通の人が思っている以上に重い物。それを志す意味、それを取得する困難さというのは、実際に学位を有している人であるとか、その大変さを目の当たりにした人で無いと判らない。普通にチェックしないのが、、、、というのは、意見として的外れでは無いだろうか?
組織として学位を持った人間に対しては、やはり敬意を払い、一定の評価をしている筈であり、学位を持った人間の行動の多くの部分では信頼を寄せていただろう。それ故に、理研が小保方さんのずさんさを見抜けなかったのは、或る意味、理研が小保方さんを信頼していたというか、学位取得者に対する敬意的な意味が有ったのでは?と考えたりする。
自身、博士という学位を持つ人が、どんな人か?というと、工学部時代を思い出すと、同じ講座で50人、内、修士専攻し修士を取得するのが、当時で20人、そして、博士に進み博士を取得するのは、20人/年から3年で一人、つまり、修士60人で一人という割合。そして、博士という学位を得る人というのは、修士とは段違いの積み重ねを行い論文を仕上げ、そして人を指導し、、、という能力を持つ人という印象だ。博士の先輩、友人と話すと、次元の違いを感じる事ばかりであり、そういう人が博士という考えであり、博士に対しては、組織は相応の対応をするのが当然だと言える。

そこで小保方さんの活動を、組織としては詳細をチェックしていなかったのは、学位取得者に対する敬意の表れではなかったのでは?と自分は考えている。

更に、小保方さんのSTAP論文についてだが、その実験を行ったかどうか?という前の仮説だが、その仮説自体は、その専門の中で評価しうる説であるのも事実のようなのも確かである。

そこで湧き上がる疑念だが、この仮説を立てたのが誰か?という点に興味を持ってしまうのである。そして、この仮説が仮説の段階であるにも拘わらず、小保方さんが発表したというのが今回の騒動の原因ではないだろうか?

この仮説を最初に立てた人は誰か?を、勝手に想像すると、それは、未だにSTAP論文撤回に反対する共著者であるH大学の米国人教授ではないかな?と思ったりするのである。この仮説を論文として成立させたいという仮説を立てた人の意志か、或いは、その仮説で名前を売りたいという人の意志か知らないが、そういう仮説が実証しきれていない段階で、発表してしまったのでは無いだろうか?

その仮説に興味を持ち、仮説に乗った人が、その仮説に疑問を持って撤回の意を表明したという事を考えると、やはり、その仮説は仮説の域を出ないというのが真実なのだろう。

しかし、STAP細胞の仮説だが、説自体は否定仕切れない現状を考えると、この仮説を立てたのは、この世界に精通した、より詳しい誰かだと考えるのが自然な気がする。
勿論、騒動の中心にいる小保方さん自体が仮説を立てたという可能性も否定しないが、彼女だけが仮説を立てたというよりも、第三者の存在を仮定する方が自然な印象だ。

第三者が誰か?第三者が存在するなら、こういう手法で論文を発表した意図が何処にあるか?という事に個人的には関心が移りつつあるのが感想である。

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