高度専門職、残業代ゼロ
管理職候補限定、年収無関係で残業代ゼロ。
まぁ、精度の趣旨として理解できないこともないけど、果たして上手く行くか?というと企業体質次第だろう。
企業の経営スタッフの新陳代謝が活発な組織、新しい市場開拓、製品開発が活発な企業では、上手く機能するかもしれないが、、、、そういう企業というのは、案外、少ないのでは無いだろうか?
少なくとも、成果主義が厳密に行われ、労力に見合った報酬が期待出来るという意識を社員が共有し、上場企業で経営が周囲からしっかり見られている企業限定でしか効果無いような気がする。
経営者の入れ替わりが皆無で、同じモノを延々と作り、特定の市場だけで生き残っている企業、或いは、同族企業では結構難しい気がする。年功序列重視、出る杭は打たれる的な企業では厳しいのかも、、、、
そもそも、高度専門職として必要な能力を得たスタッフが居る企業があるか?という点も問題で、そういうスタッフを維持出来る企業にとっては、労使共にメリットがあるかもしれないが、そうでなければ、高度専門職として担わされるというのは、非常に大きな負担となり、本人にとっても大きな不幸を背負わされるような気がする。
こういう制度を好むか否か?というのは、個人の素養、組織の環境以外にも年齢的な要素も含まれるのがホントのところだろう。年齢問わず、、、という事だけど、このような策がホントに受け容れられるかどうか?非常に見物だ。
個人的には、こういう制度で若い世代のモチベーションを高めるというのは、制度として存在するということは良い事だと思う。
自分の意識としては、これは次世代の話という印象が強い。恐らく、こういう話に期待感を持つは40代前半より若い世代限定のような気がする。
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