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2014年6月 1日 (日)

筋肉アップ、脂肪減は可能?

脂肪は1kgを燃焼させるのに7000~8000kcal分の運動が必要とか、、、逆に、筋肉を合成するというのは、筋肉の原料を端に摂取すれば良いというモノでもない。筋肉1kg中のタンパク質というと500g、1gあたり4kcalなら筋肉1kgでは原料として2000kcalのタンパク質を摂取という事になる。因みに、脂肪中の脂肪細胞は脂肪1kg中に800g~、脂肪1gが9kcalだから脂肪1kgなら7200kcal~ということ。これだけ(2000kcal)食ったら筋肉になる、、、というモノでもない。

摂取タンパク質全てが筋肉になる訳ではない。運動に伴い筋肉が分解される場合もあるし、摂取したタンパク質が全て筋肉タンパク質になる訳でもないし、一部は脂肪として蓄えられる分にも回される。文献を調べると、摂取量の1/4~1/5しか筋肉には成り得ないのである。

http://archive.unu.edu/unupress/food2/UID07E/UID07E00.HTM

仮に1/5ならば筋肉1kgを増やすには10000kcalが必要ということ。10000kcalを得て2000kcal分で1kgの筋肉を得て、残りが脂肪として付くというのが仕組みなのである。残りが8000kcalなら、大凡1kgの脂肪も付いてくるという話になるのである。筋肉を1kg付けるための運動と食生活を行うと、、、ハードな運動+必要な食事で結果として脂肪も1kg付くという事になる。で、結果として筋肉だけ増やすとなると、この状態から脂肪を落とす運動が必要ということである。

無酸素運動のみでは、筋肉+脂肪が等量ずつ増加、、、で、付いた脂肪だけを減らすには有酸素運動が不可欠ということ。

ダイエットで脂肪を減らすだけなら、有酸素運動が必要。
肥りにくい身体を作るために筋肉を増やすなら、無酸素運動が必要。

筋肉量を増やし脂肪量を減らして体脂肪率を絞り込んでいくなら、両方必要ということ。
因みに、食材中のタンパク質は20%程度、そして食べた食材全てがタンパク質に合成できる訳ではない。利用可能な比率は80~90%程度である。筋肉1kgに相当する食材は?というと、筋肉1kg中のタンパク質が500gならば、必要な食材としては、500÷0.2÷0.8=3125g、更に、摂取タンパク質の1/5しか筋肉にならないのであれば、その5倍、つまり15kg以上のタンパク質食材を食べて1kgの筋肉になるという事。口で言う程、簡単ではないのが良く判る。その食材を摂取している期間において、体内でタンパク質合成が行われるような運動負荷を掛けて体内環境を整えるのが必要ということだ。

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