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2014年7月 2日 (水)

製造業の本分

こういうモノが在れば、助かる、便利になる、喜ばれる、、、、そういうモノを生み出して提供する事だろう。その対価として代金を頂くというのが本来の姿。生みだしたモノが受け容れられる事を最大の喜びとする、、、そういう考え方が、製造業の王道だと思う。

既にあるモノ、それを生み出して生業として関係の中に、模倣して、価格を下げて利益を求めて模倣品をばらまく、、、これも製造業だけど、生み出した先人に対する尊厳も無ければ、感謝もない。知恵を横取りして模倣して市場を乗っ取るというのは、個人的には製造業としては邪道で、利益優先、お金優先で製造業とは言えない。

色んな国家、色んな企業を見て、前者のような考え方の企業の多い国家程、ものづくり競争力は高いし、新しい知見を開拓する。後者のような考え方の企業は、基本は追従型の国家、企業としてはコスト勝負の形態、新技術の自己開発は皆無で、改良を試みては失敗を繰り返し、新しい挑戦は行わない。そんなモンだろう。

最近発展が目覚ましい国の製造業の多くは後者だし、日本国内においても、90%以上は後者的な製造業ばかりである。経営者=技術者、尚かつ、大きな資本というのが前者的な企業が生き残る上では必須だろう。

最近の自動車メーカーを見ていると、これから製造業が生き残るべく戦略というのが見えてくるような気がするし、活力のあるメーカーは前者的な思想が定着しているような気もする。

こっそり真似て、価格破壊で市場を獲得、、、、どうも、好きになれない。こういうやり方は、、、。なんだか、外来種的、ウイルス的、そんな感じだ。まぁ、効率的に収益を得る一つの方法ではあるのだろうけど、、、、、何か、強烈な違和感を感じる。

製造業、、、出来れば、クリエイティブに活動する集団であって欲しいモノだ。

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