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2014年7月 9日 (水)

皮下脂肪の計測

身体全体を計測するのにポピュラーなのが、密度法、インピーダンス(BIA)法である。特に、インピーダンス法は、簡便、迅速、非進襲的に測定でき、小型で持ち運び可能であるため、臨床栄養学分野でも注目されている方法である。BIA 法の基礎的原理は1960年代前半に確立されたている。原理は、低レベルの電流が人体を流れた際、そのインピーダンスを測定することによって、体内の水分量を推定するというもの。この測定された水分量から、除脂肪量や体脂肪量(率)の推定を行い、BIA法による体脂肪率の測定が可能となった。BIA法による除脂肪量(FFM)や体水分量(TBW)の測定は、その他の方法と同様、推定によるものであり、BIA法では直接的には生体インピーダンスを計測しているにすぎない。FFMやTBW を推定するために、仮定が必要だが少々強引な仮定となっている。その仮定は、人体は長さおよび断面積が一定の完全な1つの円柱であるという仮定。
なお、計測においては、電極と接する皮膚をアルコールで良く拭くという準備が必要だが、この辺りの対応は実際の体組成計の利用者は、恐らく自覚していない。
 BIA法の問題点は、インピーダンスのみが真の値であり、直接人体構成成分を測定していないこと、 円柱という単純な幾何学的伝導体に適応される原理 を、複雑な形態をもち、水分分布が均一かつ単一でない人体に応用していること。
BIA法での計測の誤差要因には、機器の種類、被検者要因、測定環境要因、推定式の要因などがある。
BIA法による体脂肪率の値は体水分量の影響を受けるので、運動や飲食の直後、サウナや入浴の直後の測定は避けた方がよい。また、成長期の児童、高齢者、閉経以降の女性、スポーツを職業にしている人、 妊娠中の人、人工透析患者、むくみのある人、骨の密度が非常に低い骨粗鬆症患者、風邪などで発熱中の人などの測定値は大きくバラツク可能性がある。 また、電流によってペースメーカーの誤作動を起こす可能性があるので、メースメーカー使用者への適応は避けなければならない。1日の内、身体が安定している時間帯(昼食後2時間以上たった午後、夕食前や夕食後2時間以上たった就寝前など)の、できるだけ同じ時刻に測定をすることが変化をみるためには望ましい。

全体の体脂肪率ではなく、局所的な脂肪厚さの測定はどうか?というと、キャリパー法、超音波法、近赤外線法などがある。
キャリパー法ではキャリパーによる皮脂厚の測定は間接的なものである。皮膚と皮下脂肪組織をつまみあげて、2重になった厚みを計測するため、直接的な皮下脂肪厚の測定とはいえない。したがって、つまみ方によっては、めざすものを測れないことになるので、測定にはある程度の熟練を要する。
 超音波法は、超音波が密度の異なる組織境界面で 反射する性質を利用したもので、各組織の横断面積や厚さを測定することができる。超音波法はCT法やレントゲン法と異なり人体に対して無害であり、経済性や測定の簡便性という点で優れている。また、従来、不可能であった体幹部の測定も可能なため、人体の皮下脂肪厚の分布の測定が行われている。 近赤外線法は、近赤外線の特性、脂肪では反射し、その他では吸収されるという特性を利用し、皮膚表面から近赤外線を照射し、反射して戻る赤外線の受光量から、特定部位の脂肪厚さを推算する方法。

 インピーダンス法による機器が最も普及している。最近は、中国製の近赤外線法による機器が安価(実売で2,500円程度)で販売されている。オークションでは1円からとなっているが、その測定精度が如何ほどか?というのは、価格から考えると怪しさ満点である。
 超音波法による機器は、最近は見掛けないが、過去には積水化学が開発したスリムメイクという三万円程度の製品が提供されたこともあるが、高価過ぎて普及には到らなかったようだ。

 我が家では、体組成計による体脂肪率の測定は行うが、部分的には前述の積水化学のスリムメイクを用いて皮下脂肪厚の測定を行っている。測定結果は、太股で4mm、二の腕で5mm、下腹部で6mm、脇腹14mmという状況。
 因みに、オムロンのカラダスキャンで計測した結果、体脂肪率は12.8%前後。

 まぁ、皮下脂肪の厚さなんて、簡単に変化するモノではないので、多くても週1程度のペースで決めた箇所の脂肪厚さを計測するという使い方でOKだろう。

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