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2014年7月27日 (日)

膵炎の恐怖

膵炎になる人、年々増えているという。この二十年で患者数は3倍に増加。死亡率は8~10%(入院して数日以内)だという。急性膵炎になる人は三十代で急激に上昇。そして五十代が最多だという。そんな膵炎というと、チュートリアルの福田さんが思い浮かぶ。膵炎というと痛みが強烈なんだそうだ。発症は、一週間の休みを酒飲み生活をした時とのこと。その生活を一週間続けた果てに痛みに襲われたという。それで急性膵炎発症だったという。急性膵炎では、膵臓がぼやけてハッキリ見えない状態、つまり溶けたような状態になるそうだ。膵臓は膵液を分泌するのだが、分泌量が過剰になると膵臓自体が溶けてしまうのが原因だという。急性膵炎では膵臓の状態が急激に悪くなる症状だが、膵臓の位置は胃の裏側であり、お腹と背中も痛くなる。そして、膵臓の役割は、インスリンと膵液を分泌する役割を担う。食材を入れると膵液が分泌されるのだが、アルコールが入るとと膵液は大量に分泌される特徴があるそうだ。そして、飲酒習慣のある人の場合は、膵液がネバネバするらしい。つまり、酒飲みの場合は、ネバネバの膵液が溜まりまくるそうだ。そんな状態で大量にアルコールが入ると、膵臓が持つ膵液で溶けるのを防ぐ蓋が外れて膵臓自体が溶けてしまうそうだ。膵臓が溶けると炎症して肥大状態となる。そして膵臓の近辺が漏れた膵液が貯留されてしまうのだそうだ。
そんな溶けた膵臓を治す方法は、何も食べない、何も飲まないということ。喉をモノが通ると膵臓が反応するので、水を含めて飲食を断つのが大事とのこと。その絶食絶飲の点滴生活を一週間続ける事だそうだ。その後、徐々に食べ物を徐々に元に戻すという生活が必要だという。絶食絶飲の他に、大量輸液(点滴で水分補給を一日6000~10000cc)、薬剤治療がある。
そんな膵炎の早期発見と予防生活の紹介だけど、大量飲酒の後に、みぞおち、背中の痛みを感じたりすると急性膵炎の疑いが考える必要があるそうだ。原因は、アルコール性、胆石性、突発性とある。胆石性がある理由、それは胆嚢と膵臓は繋がっているのが原因だそうだ。胆管に胆石が詰まると急性膵炎となるのである。胆石性の場合は、胆石を取り除くのが必要。
一方で、慢性膵炎、これは完治しないのが特徴だが、痛み自体は急性膵炎程では無い(下手すると無痛の場合も、、、)そうだ。長い年月を掛けて、いつの間にか膵臓が機能しなくなるのである。但し、結果的に糖尿病、膵臓癌に陥るそうだ。そうなると、消化を助ける薬とインスリンが不可欠な生活が強いられるそうだ。
その原因は、、、やはり、お酒である。長年の飲酒が膵臓を破壊するのだそうだ。ただ、背中の痛みが時折出てくるのだが、そのサインを見落とすと厳しい状況に陥ることになる。
更に、慢性化が進行すると痛みを感じにくくなる、結果、更に見付けにくくなるのである。
最終的に、膵臓の機能を失う慢性膵炎になると、膵臓癌に陥るリスクが極めて高くなるという。
膵臓中では、ランゲルハンス島でインスリンを作るけど、慢性膵炎となるとランゲルハンス島は消滅してインスリンが出来なくなる。結果、糖尿病となる。消化液も分泌しなくなるので、栄養が吸収出来なくなり痩せこけてしまうそうだ。
原因は、長年の飲酒生活、急性膵炎の経験がある事が挙げられる。

そんな膵臓、早期発見が重要だけど、膵臓に超音波検査を行う事で膵臓の異常が検知できるそうだ。胆石、膵臓癌といった膵臓の異常を確実に捉える事が出来る。痛みも副作用も無いので、一度行ってみるのが良いそうだ。超音波検査では、肝臓、胆嚢、腎臓の状態もチェックできるそうだ。年に一度の検査が有効とか。

膵炎、直せる時にキッチリ治す。これが大事ということ。まぁ、酒を飲まない生活サイクルを作れば一番効果的でもあるが、それって、なかなか難しいかもである。アルコールを制限する、、、休肝日だけでなく、膵臓を休ませる事も留意するのが良いそうだ。

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