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2014年7月25日 (金)

メイン時計探し

衝動買いでTOMONYダイバーを購入したけど、これは実用使いには向かない。
で、実用使いに適うモデルを選定中、、、、モデル的には、古すぎるのはNG、プレミア化して品質以上の価格となったモデルもNGだ。但し、後々に、持っていて良かった的な満足感が味わえるようなのがベスト。

ここ十数年、メインで使ってきたのが国産チタン製ブラックサムライ、その前が4Sアルピニスト。どちらも新品購入で適価調達しながらも、絶版後は高い人気で価値を保っている。ただ、今更、絶版人気でモノ以上の値付けのこれらのプレミアモデルを調達する気は、サラサラ無いのだ。

現行品でリーズナブル、そういうのが理想だ。個人的に望まない仕様としては、シースルーバック。裏にガラスを配置するというのはムーブが見える点では面白いかもしれないが、ケース構造が複雑になって重くなるし、耐圧的にも不安なので好みでない。なお、文字盤側がシースルーだとか、覗き窓?オープンハートなのは、針の視認性の面で好みでないのだ。最近では選ぶのが難しいけど、DAY-DATE表示も故障要素という気がするので、無い方がベター、海外仕様で曜日に読めない文字というのは嫌な仕様だ。せめて何日表記だけならOKなんだが、、、更に言えば、出来ればムーブメントを含めて純粋にMade in Japanが理想。欲しいクラスのキャリバーというと7S系近辺のモデルだけど、7Sなら国産の7S25時代ならいざ知らず、最近のアジア製の7S26とかは、チョット気掛かり。

そんな条件を全て満たすモデルは殆ど皆無。候補を挙げると、一番手が7000円前後のセイコー ミリタリー メタルベルト仕様で7S26キャリバー(SNK809K1)だ、NGポイントはアジア製というところ。スーペリアで実売20,000円程度の4R37搭載のモデルだけど、シースルーバックはNG、他はプレサージュ DAY-DATE表示が無いベーシックラインの4R38-00A0キャリバーのモデルだけど、これはシースルー文字盤がチョイ嫌。そんな訳で好みに合うモデルというのは、案外少ないのである。

まぁ、安価で使い捨て?と割り切るならSNK809K1辺りだろうけど、それなら非常用で保管しているカシオのWVQ500TDJのままでも良いような気もするし、、、、極力安い4S系を探して見ようかな?と考えたり、、、

狙いのクラスのムーブメントは基本は7S系由来のモノが多い。昔の7S25は日本製だったけど7S26以降はアジア製とのこと。6R系は7S+ハック+手巻き機能で日本製、4Rはアジア製とのこと、4R15/16は7S同様にハック、手巻き無しだそうだ。
マニア的には4Sなんかが高人気みたいだけど、プレミア化した今になって手に入れる程でも無いような気もする。

そんな好みのセイコー自動巻きだけど、これも、色々と種類があるようだ。この世界ではビート数の大きなモノ程エライという価値観らしい。36,000ビートの10振動が最高峰で、次いで28,800 ビートの8振動がハイビートの高級機扱い、次いで21,600ビートの6振動が普及機扱いのようだ。勿論、それだけでなく狙った精度等級で異なる系譜も人 気を大きく左右している模様。同じ8振動でも4S系キャリバーのモデルと、普及機向けの7Sキャリパー由来の6R20とでは評価が大きく違うようだ。因み に、キャリバーのグレードを見定める基準としてジュエル数(石数)も一つの指標となるようだ。基本、機械時計の軸を受ける軸受にジュエル(=ルビー)を幾 つ用いているか?であり、高硬度、高耐摩耗性、低抵抗で、高精度、長寿命の指標とも言われている。一般に17石以上あれば十分とされているらしい。

ビート数の高い機械程、バネの強さが強いらしく、それがハイビートの時計の製作難度にも影響しているそうだ。10振動と8振動では、ゼンマイの強さは1.5倍以上違うという。
興味深いのは、DAY-DATEの切り替わり機構を有するモデルでの日付調整は、午後8時~午前4時はNGだそうだ。理由は、切り替わり機構の爪が折れるトラブルを引き起こすリスクがあるためとの事。

機械式時計で稼働部分が多い程、精密度が高くなり、そして故障リスクが増えるのは確かだろう。セイコーの機械式ムーブでは、兎に角、高機能を詰め込む傾向が 強いようだ。DAY-DATE機能が付いているのが普通で、無いのを探すのは困難。現行では4R38ムーブくらいしか見当たらないし、過去のモデルでも極 僅かなのが興味深い。個人的には三針のみの自動巻きが在れば手に入れてみたいと思う程度だ。

ところで、実際に手元にある自動巻時計、トモニーダイ バー(5005ムーブで7石21,600振動)、ブラックサムライ(7S25ムーブ、21石21,600振動)、アルピニスト(4S15ムーブで25石 28,800振動)を平置きで比較してみた。比較ベースはカシオの電波時計WVQ500TDJとの比較、、、、、結果は、、、、3日比較での結果だけど、 差は無し、、、、3日で電波時計と比較して±18秒以内である。なお、7S26、4S15はOHしたばっかりの状態。5005は中古調達した状態。あんま り差が出ないのは、逆に興味深かったりする。

そして、どんなムーブでも、この程度の精度が出るなら、ムーブに拘らず時計としての実用性能がライフスタイルに合ったダイバーズ時計が良いかも、、、ブラックモンスター、ブラックボーイなら安価だし、、、WVQ500TDJのような無機質的な時計なんか付けなくても良いような気がする。

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