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2014年7月 3日 (木)

ドラフトゾーン

元々、トライアスロンのバイクでは、ドラフティング禁止で、一定の間隔を空けての走行が前提。車体の先端から縦に10m(7m)、左右に1.5mだから幅は3mがドラフトゾーンであり、そのエリアへの侵入は避けるというのがドラフティング規則である。

これは自転車競技の現状とは大きく異なるもの。

でも、これが正解である。このドラフトゾーンでは後続車の負荷は下手すると半減以下であり、特に、トライアスロンのような競技では、ドラフトゾーンを利用した走行は、本来は無しだろう。しかし、1995年以降のルール改訂でドラフトOKとなっているのが現状。そして、結果的に、バイクで差異が付きづらくなり、ランで有利な選手が勝っているというのが現状。JTUによるとドラフトゾーンへの侵入は15秒以内という記載があるが、地方のローカルトライアスロンで、そんな制限は適用されていないように見えるのが現状。
ルール改訂には、様々な理由があるが、競技の本質性を考えると、ルール改訂は行わない方が良かったのでは?と思う。先頭と後続での疲労度の差を考えると、アイアンマンレースの一部という意味合いが、相当に希薄になっているように思う。

自身、これ系の競技として水泳、トライアスロンを経験しているが、当然、大昔の時代のルールでの話だけど、今は違うのである。

そのせいか、、、普通に朝チャリでも、他人のドラフトゾーンに入るのは嫌だし、正直、自分のゾーンに入られるのも嫌。しっかり負荷は自分で受けなさいというのが、正直な感想。向かい風とか、高速走行時も負荷に応じて速度を決める。ヒルクライム等では、コースに併せて余力を配分しながらペースを決める。これが大事。自分で考えて、自分で決めるというのが大事だろう。誰かに併せるのは、場合によっては物足らなかったり、或いは、オーバーロードとなったりする。やはり、自分で決めるというのが大事。

トライアスロンのバイクなんて、やはり自分で決めるという事を考えると、それを志すならば、単独走行が基本で取り組むべきのような気もする。

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