« 付加価値の付け方 | トップページ | 骨格筋率 »

2014年7月 3日 (木)

アスリートモード

体組成計、タニタのモデルでは周知のように『アスリートモード』というのが搭載されている。
基本、体組成計の体脂肪率は、微弱な電流を測定時に流し、電気抵抗から求めるリアクタンス式である。
この電気抵抗の違いは、筋肉等と脂肪の電気の流しやすさ(流れにくさ)を利用して求めるモノであり、絶対的に脂肪量を計測している訳ではない。
特に、アスリート分類される場合、筋肉量、水分量が異なり、微弱な電流を流した時の抵抗値が、一般の人とは異なるために、その違いを統計データとして有した上で、計測抵抗値が、アスリート分類されている人の統計に当て嵌めると体脂肪率は幾らに相当するか?を示すモノである。

そこで、不思議に思うのは、アスリートモードで計測という選択を使用者が行う点である。その計測判断基準が、一週間に12時間の運動を行っているかどうか?であり、それによる効果があるか?を判定している訳ではないのが微妙なモードと見えてしまうのである。

そもそも、アスリートモードかどうか?というのは、体組成計が自動判断すべきというのが自分の考えである。何故ならば、骨量、骨格筋率を計測可能であるならば、それからアスリートに該当するかどうか?を体組成計が自動判断するのが筋だと思うからだ。

となると、、、、骨量測定、水分量測定、骨格筋率測定、、、、これを如何なる方法で行っているか?が疑問として沸き上がる。サッと検索する範囲では、『骨格筋率=筋肉÷体重×100』という当たり前の式を乗せているばかりで、この骨格筋率を体組成計は如何に算出しているか?が問題だろう。恐らく、これも微弱電流で計測しているのだろうけど、この辺りの仕組みが考える程、判りづらいと言わざるを得ない。

ということで、自身の判断としては、計測基準器を決めて、その数値の日々の変化傾向を以て健康管理を進めるという事になる。体組成計を変える場合、二台の測定値の違いを記録し続けてデータの連動性が判るように管理するというのが大事だろう。

|

« 付加価値の付け方 | トップページ | 骨格筋率 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アスリートモード:

« 付加価値の付け方 | トップページ | 骨格筋率 »