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2014年7月19日 (土)

ゆっくり漕ぎ

最近のロードバイクの漕ぎ方トレンド、ハイケイデンス志向である。
まぁ、これ自体、間違いではないと思う。往復動作の脚では、クランク回転に最大の効率で動力が伝わるのは、一点であり、時間あたりに、その一点の状態を何度作り出せるか?は、ケイデンス次第だからだ。一点を外した領域では、駆動力の幾らかが、車体を揺らす力に使われたりロスに繋がるので、漕ぐのは瞬間というのが物理的には正解。

しかし、だからといって日常においてハイケイデンスの練習ばかりしていて良いか?というと、それは別問題。ハイケイデンスで脚の回転追随性を養う、踏む瞬間を捉える訓練というのは理解出来るが、肝心の漕ぐという行為のトレーニングには結びつかない。

漕ぐ、、、、これ、筋肉を使うのだが、何処の筋肉を如何に使うか?がペダリングにおいては重要であり、動かす筋肉を意識して自覚するトレーニングが必要。
その為には、、、、軽めの負荷でゆっくり漕ぐ、、、、これが大事。

実はゆっくりと軽負荷を感じながら動作するっていうのは、簡単なようで結構難しいのだ。ペダリングとは異なるが、肩胛骨の奥のインナーマッスルのトレーニングでも、ゆっくりの軽負荷動作で動きを感じる事が大事だけど、これに近い部分がある。
ペダリングにおいて、大腿前部~付け根~腹筋、、、、所謂、ハムストリングスが動いているのを自覚するようなペダリングも重要。ガムシャラに高回転漕いでも自覚は不可能であろう。
ということで、ゆっくり軽負荷ペダリングというのも実は漕ぎ方、漕ぐ際に使う筋肉を自覚するという意味では非常に重要。
ゆっくり+軽負荷で、ポジション毎に主体的に使われる筋肉を理解する事も、とても大事なのである。乗り方に応じて使う筋肉を切り換える意識等にも役立つ。

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