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2014年7月17日 (木)

最近の膵臓癌治療

膵臓癌、毎年3万人が診断されて発覚しているそうだ。
そんな膵臓癌の治療、抗ガン剤の治療が大きく変化してきた。
昔は一種類、ゲムシタビンという一種類のみしか使えなかったけど、最近はこれが大きく変化してきたという。S-1、エルロニチニブ、FOLFIRINOXが増えてきた。
最近は、治療というよりも進行をコントロールという方向に変化しているそうだ。まずは膵臓癌、膵臓のすい管に9割出来るそうだ。この癌は他の癌に較べて難しい点がある。一つは早期発見が困難。理由は周りに重要な血管や臓器があるということ、更に、浸潤、転移がしやすい癌だということ。この膵臓癌のステージングは、Ⅰ~Ⅲ(膵臓に留まっている。)、Ⅳa(膵臓近傍の血管や臓器に浸潤)、Ⅳb(遠隔転移)で手術可能なのはⅣa前期のみ。しかし発覚するのはⅣbが多く、手術は難しい。そこで、FOLFIRINOXという方法。これは、四つの抗ガン剤の併用治療とのこと。効果は高いが、副作用も大きいので、十分な診察と適性診断が重要。最近はバプパクリタキセル+ゲムシタビンといった組み合わせも使われて始めているそうだ。効果も高く、副作用も低く抑えられる期待も高いそうだ。
このような化学療法を併用すると、術後の生存率が高く、再発無しの期間も大きく延びるという報告もある。
臨床試験段階で注目度の高い治療は、術前の化学療法。手術が出来ない理由は、大きな血管に浸潤していると転移リスクから手術が出来ないのだけど、GS療法(ゲムシタビン+S-1+ホリナートカルシウム)によって癌を小さくして手術を行うという方法。これは大きな期待が掛かっているそうだ。他には、腹くう内に直接抗ガン剤を入れる方法。癌性の腹水がたまる人に対しては、腹くう内にカテーテルで直接抗ガン剤を入れる方法が効果的だという。この方法は、他には胃癌でも行われる場合があるそうだ。この方法で6割程度の患者で改善の傾向が見られたと言う事で、期待されているそうだ。

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