« 夏なのに大陸の高気圧 | トップページ | 次期アルト »

2014年7月30日 (水)

腱鞘炎

腱鞘炎といえば、息子の沐浴を行っていた際に患った病。随分前だけど、ドケルバン腱鞘炎で強烈に手首が痺れて不自由な思いを長期間味わった。
腱鞘炎という言葉、手の使いすぎで起こるイメージが強いが、その腱鞘炎について。
腱鞘炎を引き起こす要因、長時間の筆記、キーボード入力が思いつくけど、腱鞘炎も様々である。
腱鞘炎とは、腱鞘の構造、手の付け根から順に、腱、腱鞘、滑膜、骨とつながっているけど、腱鞘とは、腱が骨から離れないようにするトンネルだが、その腱鞘と腱が擦れて生じる炎症の事。初期は滑膜で生じる腱鞘炎だけど、これが慢性化する事もある。
種類としては、ばね指、ドケルバン場用、強強母指がある。
ばね指とは、握った状態から指を伸ばす時に突然弾けるように指が伸びる症状。腱が腱鞘に引っ掛かって、途中で外れて弾けるような症状。症状的には指の曲げ伸ばしで痛みを生じる。原因は、筆記、パソコン、家事、楽器演奏、出産後、更年期の女性、糖尿病、関節リュウマチ、透析が挙げられる。
ドケルバン病とは、手首に現れる症状。手首の親指側に発症。親指には腱が二本通っているのだが、親指の付け根より手首側で生じる。症状としては引っ掛かりはないけど、手首に痛みを感じる。親指を拳の中に入れて小指側に曲げると手首に強い痛みが出るそうだ。原因は、手を開いた状態で手首を酷使する。
強剛母指は比較的稀だけど、乳児に起こりやすい。親指の第一関節が曲がったままになっている。腱に生じた瘤が腱鞘に入らなくなり指が曲がらなくなるそうだ。親指の付け根にコリコリとした凝りがあると疑われるそうだ。
治療としては、バネ指、ドケルバン症では、安静(手を使うのを控える)、局所麻酔、ステロイド注射、強剛母指では、かなりの場合は自然治癒するので、安静、副木が有効との事。
痛みが改善せず、症状が再発する場合、腱鞘の一部を切開する。20分程度の手術で術後1~2週間で完治する。再発は稀とのこと。腱鞘の一部の切開なので、機能的な後遺症は起こらないとされている。
このような腱鞘炎の診療は、整形外科を受診するのがよいそうだ。
運動、家事、日常生活で患いやすいので情報を知っておくだけで有用だ。

|

« 夏なのに大陸の高気圧 | トップページ | 次期アルト »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 腱鞘炎:

« 夏なのに大陸の高気圧 | トップページ | 次期アルト »