膀胱癌の早期発見
膀胱癌は早期発見で生存率が高い癌の一つ。
この症状、痛みの無い血尿が症状であり、尿に血が混ざっているのをチェックするのは大事。なお、血尿症状が出るのは、他に、膀胱炎、尿路結石もあるけど、これらは痛みを伴うので、無痛性の血尿に遭遇したら要検査である。
膀胱癌は、膀胱内部に出来る癌。膀胱自体は膨張収縮するけど、癌自体は膨張収縮しないために出血するのだ。
但し、血尿の程度は赤いとは限らない。濃いめの尿が続くと、もしかしたら血が混ざっているかもしれないとのこと。
この血尿はタイミングも重要であり、血尿の出方によって膀胱癌の出来ている位置に差異があるのが伺えるという。
この血尿は、排尿の度に出るとは限らない。出たり出なかったりするので、単発血尿といって安心出来るものではない。一度でも血尿を経験したら診療を受けるのがベストだという。排尿症状として、排尿痛を伴ったり、頻尿となったりしても膀胱癌のサインとして考えられる。頻尿は膀胱炎の症状だけど、膀胱炎の治療を受けても改善しない場合は、膀胱癌が疑われるそうだ。
そんな膀胱癌の検査は、尿細胞診、これは膀胱鏡、超音波エコーで行うとのこと。
更に、治療は粘膜のみの早期癌では、経尿道的膀胱腫瘍切除術、その後、膀胱内注入療法というBCG(抗結核ワクチン)、ワクチン注入を行うそうだ。筋層、脂肪層に進行した癌の場合は、膀胱全摘出術、放射線療法、全身化学療法となる。膀胱全摘出すると、ストーマという袋を付けたり、人工膀胱を小腸を使って作ったりするそうだ。
膀胱癌リスクは、喫煙で、非喫煙者の2~4倍、これは過去の喫煙歴も大きく影響するそうだ。他には、芳香族アミン類(染料、皮革、ゴム、、、、の産業に従事した人)が要因となるそうだ。
因みに、尿は身体のサインを示すバロメータなので、排尿時の違和感を見逃さない事が大事だという。
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