普通の後乗り
先日までは、ポジション自体が後傾したような後乗りについて考えていたけど、普通のロードバイク、ツーリングバイクにおける後乗りについて。
ピストとかTTバイク程前荷重となるようなバイクではなく、ロードバイク、ツーリングバイクのようなバイクでは、前乗り必須という訳でもなく、後乗りもアリだろう。
シッティングポジション自体は、ピストのような前乗り時に比較して、後方に20~50mmバック、グリップ位置も同様に後方となるので、ドロップハンドルの場合はステムクランプ位置の両サイド近辺、骨盤は少し起こし気味でペダリング自体は後ろ向きに蹴り出すよりも前向きに押し出すような感じで、踏む力の入る方向は、クランク軌跡円の接線方向より外向き気味。
使う筋肉が身体の中心より(体幹部分)の比率が大きく大きな筋肉を使うために、回転数は下がり気味で大きなトルクを発生させやすいけど、慣れる前は、敢えてギアポジションを重めにはしない。ペダリング時において少し軽く感じる程度に留め、ペダリングの際に慣性が残るように瞬発的な力を加えてリリースさせる方が疲労が溜まりにくく、失速し辛い。
ピストとかTT仕様のバイクではハンドルも低め、シート角も立っており、これで後乗りなんて行えない状態に近いけど、スポルティーフではシート角で1°以上寝ており、シートポストのセットバックと併せれば30mm程度は後乗り状態。ハンドル位置はピストバイク比で+80mmは上方でセットされており、基本が後乗りで乗るような状態。
なお、ロードバイクは中間でセットしているけど、クロモリ車の方がスポルティーフに近く、ステンレス車の方はピストに近い位置にセットしている。前乗り専用車がピスト、TT系、後乗り専用車がスポルティーフ、ロードは用途の違いで、その中間位置でセットしているパターン。
前乗りと後乗り、どっちがよいか?というよりも、どっちも使えれば良いという感じだろう。自分の場合、実走の殆どがDHバー装備の思いっ切り前傾の前乗りピストばっかりだけど、それ以外の自転車に乗る時は、敢えて後乗りを意識して乗ってみようと思う。
理由は、普通でない後傾気味の後乗り、所謂、セミリカンベントに近い乗り物に興味が湧いてきたから。
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