心筋梗塞、早期発見のコツ
心筋梗塞は直ちに起こる訳ではない。徐々に血管が詰まっていくのだ。その前兆は狭心症症状で気付く訳だが、この前兆症状で気付き治療を受ければ重症化しなくて助かるそうだ。この症状は、胸の痛み(胸痛、圧迫感)、息切れ、動悸、めまい、、、で、5~10分程度で治まるのが特徴。狭心症なると心臓のパワー不足となり息切れになるのが原因で、この段階で処置すれば心筋梗塞迄にはならないそうだ。
狭心症段階での治療、方法としては、薬で血液の流れを良くする方法もあるが、血管の細さを改善する治療としては、カテーテル治療である。これは心臓の狭くなっている血管をカテーテルでステントを挿入して血管を広げる治療だ。
ただ、同じ生活をしていれば再度狭心症に陥るのである。血管の他の箇所がつまるのである。ステント治療が出来なくなると、次はバイパス手術、、、これは、利用可能な身体の他の部位の静脈血管を心臓に縫いつけて狭くなった血管を迂回するバイパスを造る方法。バイパスは一般に複数設ける事で詰まりを再発させないようにするそうだ。バイパス血管としては内胸動脈を使えば再発の心配無いそうだ。ステントでは再発リスクがある点で違うけど、患者への身体の負担はステントが小さく、何度も行えるのもメリット。術後の薬の処方が必要なのがステント、バイパス手術ではリハビリが必要で後遺症のリスクがあるそうだ。
心筋梗塞の前兆は、こんな症状もある。背中(肩胛骨の間)裏から腕(肩から小指の先迄)の後にでる痛み、歯の痛み、冷や汗、小指の痛み、、、、これ、心臓とは関係無い遠い場所で起こる痛み、これ、放散痛というそうだ。同じ運動時に痛みを感じたら放散痛の可能性があるそうだ。他にも、運動時の心電図の状態からも予測可能とか、、、試験は運動負荷心電図というもので55歳以上なら年に一度は受けるのが良いそうだ。
このような心筋梗塞の再発を防ぐには、心臓リハビリがお奨め。心配運動負荷試験を行って適切な運動負荷を定め目標心拍数を設定する。この目標心拍数で有酸素運動等を行うと血流が改善し、血管が詰まりにくくなるそうだ。上述の手術を受けた後に心臓リハビリを行う事で、6年後生存率が健康な人と殆ど同じにする事も出来るそうだ。
基本的には生活習慣病から脱却し、喫煙習慣を止める。肥満解消、ダイエット、食生活改善、これが大事ということ。
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