低栄養
特に、高齢者の低栄養が問題となっているそうだ。低栄養となるとどうなるか?それは、転倒、躓きによる骨折、脳出血、肺炎等の感染症、、、こういった病に蝕まれるリスクが増大するという。
こういった状態の判断は、血液検査でアルブミンの量がどうか?で判定出来るという。
アルブミンとはタンパク質の一種であり、これが不足、つまり、低栄養とはタンパク質不足が原因だという。
人間の身体はタンパク質が不足すると筋肉を分解して補うが、これによって骨や筋肉、血管が痩せて脆くなる、、、これが前述の病として現れる訳だ。
因みに、一日に必要なタンパク質量は体重が60kgの場合で、成人が54gというのに対して、高齢者では63.6gも必要だとか。この量は、牛乳で換算すると300mlもの量に相当するそうだ。
このようなタンパク質不足の原因は、肉や魚の摂取をしないという食生活によってもたらされるモノであり、高齢者程、若年世代以上に肉や魚を摂る必要があるのである。
そのためには、食生活の工夫が必要で、積極的にタンパク質を取り入れるような生活が望ましいとの事。
食事の献立では、和食の際は、魚や納豆を取り入れて、パン食の際は牛乳、ヨーグルト、チーズといった乳製品を加える事がお奨めだそうだ。
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