原付二種は、、、
昔の原付二種、乾燥重量95kg級、出力22PSの2ストロークモデル達、装備重量でも110kg程度と非常に軽量だけど、その軽さの理由は、車体構成が殆ど原付と同じ構成。フォークも細ければ、ホイールも細い。フレームもスチールだけどシングルエンジン搭載前提で小さな車体故に、パイプフレームで十分軽量に作れる訳だ。大きなエンジンをクレードルフレームで囲うと剛性不足で、補うと重量アップ、それで生まれたのがサイドループのツインチューブだけど、エンジンがチッコイからクレードルフレームでも直線的なパイプワークで大丈夫なのである。それで生まれたのが100kgを余裕で切る軽量な車体だ。
それに対して、1993年以降に登場した125ccクラスというのは、上級の200との兄弟前提、或いは、更に上級の250ccとパーツ、或いは、イメージの共用からか、一回りも二回りも大型化。現実、出力は同じでも重量は130kg級で重量だけで35kgアップである。如何に高剛性だとはいえ、街中利用、ましてや速度レンジの低い125ccのエンジンにとっては35kgの重量増は悲しい。
原付二種が原付二種らしく軽快に楽しめるには、名の如く、原付の二種ではないが、原チャリと構成が近い方が幸せかも知れない。
ガンマ200を手放して、マグナム80/AR125を残したのは、そういう理由だったりする。
そう言えば、AR125とAR125Sの違いについての検索ワードを見掛けたけど、AR125はA1のみ電気系統が異なる。AR125Sは基本は一緒。キャブがパワージェット付きになって、真フラ形状が異なるのが大きい。外装はカウル形状が異なるくらいである。
やはり、小排気量のスポーツバイクでは軽さは極めて重要である。この権化のようなモデルは過去にSDRがあったけど、あんなエッセンスのモデルが理想だったりする。
SDRの空気を感じる現代のモデルは?探すと無くはない。
KTMのRC125/390は非常に魅力的。そして、最新のカワサキのNinja RR Monoは軽二輪だけど非常に魅力的。久々にハートに嵌るモデルだ。こういうコンセプトの原付二種は、案外時代の要請に合っているような気もする。
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