変形性膝関節症の治療2
以前も番組を見て記事をアップした事がある。
ただ、今はランニングも始めて、下り坂等で負担を感じる膝の事を思う状況故に、その時は違った印象を持つと思うので、再度、変形性膝関節症の治療について再アップ。
膝の痛みの克服法。膝の痛みでも変形性膝関節症の痛みの克服、即ち、治療だ。
大腿骨と頸骨の間の隙間が失われている状態。骨の端の関節軟骨、半月板がすり減ってくる事で生じる状態だ。関節軟骨が少しずつすり減っていくと、その関節軟骨の破片が関節の滑膜を刺激することで炎症を引き起こす。進行すると、関節軟骨がなくなり骨同士がぶつかり、骨の破片が更に痛みを引き起こすそうだ。
有病率のデータでは、年齢と共に増加傾向だが、特に女性で60代以降に一気に高まるのが傾向。
治療としては、患者教育・運動・減量が全ての基本となる。運動をしっかり行う事で痛みが取れる場合が被いそうだ。運動とは、痛みがあっても行える軽度な運動の事で、これを2~3週間行う事で痛みが取れる場合が多いそうだ。次の段階は、薬・装具だけど、これも運動を行うための薬と装具という意味。運動させるために薬で痛みを和らげるのが目的だそうだ。この段階でも解決しない場合、それが手術ということ。
薬としては、痛み止め、非ステロイド性消炎鎮痛薬、解熱鎮痛薬、COX-2があるが、薬だけで治るというものでなく、他には、ヒアルロン酸関節内注射、ステロイド関節内注射、オピオイド外用薬、内服薬といった治療もある。
装具としては靴底で外側を厚くしたもの。これで膝の内側への負荷を減らしてやることで膝負担を軽減するモノがあるそうだ。
運動としては、大腿四頭筋を鍛える脚あげ運動。仰向け状態で足を10~20cm浮かした状態を保つ運動。脚浮かしは片足ずつ、20回を1日3セット行うと効果的。お尻と腿を鍛える脚の横上げ運動。横向きで片足を5秒間浮かし、3秒間落とす。同じく20回を1日3セットの運動。関節の稼働域を拡げるために、仰向けで大腿を腹に引き寄せる運動。ハムストリングスを伸ばす運動では、脚を伸ばした状態で爪先を手前に手で引っ張るストレッチ運動がある。これらのストレッチ系の運動は膝に痛みがあって行っても差し支えは無いそうだ。運動は副作用が無いので特にお奨めということだそうだ。
膝が痛いといって膝を休めるのでなく、膝を使えるようにケアする、、、これが治療の秘訣。
負担の掛からない歩行、ランニングが出来るよう準備するというのが大事なのである。
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