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2014年11月 6日 (木)

クランク長

クランクフォワードバイクを試作する仮定で、クランク長について再考してきた。
通常の回転系のペダリングでは動力を伝える作用角はクランクが水平位置のピンポイントという概念。しかし、脚の曲がりを考えて作用角を広くとるためには、クランク長が短い程、作用角が広くなるという考え方も成立する。
すると、クランク長が短いのもアリか?という気もする。
しかし、、、、クランク長が短いと、駆動力となるチェーンの張力を生み出す場合、長いクランクより大きな踏む力が必用という問題が残る。

そこで、ペダリング操作で生まれる自然な足の軌跡を計測すると、拇指球の場合で軌跡最大距離は330~350mm程度、踵の場合で250~300mm程度である。この半分がクランク長として適切ということだろう。

となると、スポーツサイクルで前乗り+拇指球ペダリングではクランク長は165~175mm、そしてクランクフォワードバイクで後乗り+踵ペダリングではクランク長は125~150mmがベストということかもしれない。

但し、チェーンの張力をなるべく大きく発生させるには、クランク長が長い方がベストなので、クランクフォワードバイクでは、トルク負荷時はロングクランク、そして上死点時にスピンドル位置を手前に、下死点時には奥にシフトできるようなダブルスピンドルのペダルが理想なのかもしれない。
まぁ、動力を受け止める部分に稼働要素が増えるのは損失の原因故に、現実的には難しそう。

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