スーパーチャージャー
最近、スーパーチャージャー選びでの検索が少なくない。
スーパーチャージャーは、大きく分けて二種類。容積式と遠心式。容積式のメリットは、エンジンの回転数に連動した比率(プーリー比)で過給圧が決まる。過給比率は容積と回転数に直結するために、低回転から大きな過給が得られ、レスポンスにも優れるメリットがあるが、駆動抵抗が少し大きいデメリットがある。一方、遠心式は圧を立ち上げるには相当な回転数が必要であり、駆動回転数は最低でも10倍以上に増速する必要がある。駆動ロスは少ないが、実は、増速時のロスは少なくない。低回転域での過給は期待出来ないが、高回転域では大きな過給が得られ大きなパワーが得られる。
で、新しいのは遠心式だ。
しかし、、、、街乗りメインで使うなら、容積式がお奨め。っていうのは、回転機械は回転数が高い程、寿命は長くない。コンプレッサーの回転数が10倍となると、その回転系の寿命、耐久性は相当な懸念が残る。特にベルト駆動するようなシステムでは軸受に作用するラジアルスラストの影響が大きい。高速駆動しながら10倍に増速する部分はプーリー比だけでは稼げないので、遊星式ギアボックスが使われている。この部分の耐久性は心配。
そして、容積式でも常時駆動式と電磁クラッチによる断続駆動式があるが、これまた、後付けの過給器の場合、シンプルな程安心故に、常時駆動式の方が信頼性と耐久性が高い。
ということで、街乗り用途なら、お奨めは常時駆動の容積式スーパーチャージャーかな。
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